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私の英検準1級合格までの道のり

大学まで

小5から英語を習っていたこともあり、英語は苦手科目ではありませんでした。私は個人の塾で英語を習っていたのですが、教わった人が結構なお年を召した方で、英語はSVOCから習いました。今思うと、小学生でSVOCは無茶なのではと思うのですが、当時はウキウキして学んでいたのを覚えています。そして、その先生が「死ぬまでに英検準1級を取りたい」とおっしゃっていたのがずっと心に残っていました。(ただ年齢的に受験会場まで行くのが厳しかったのではないかと思われます)
高校では英検準2級を受験。対策できずに落ちました。高校で毎週単語テストがあるのに加えて英検の単語も覚えないといけないとなると、量が多すぎて挫折してしまいました。
そして、大学を卒業するまで、英検を受験することはありませんでした。そもそも資格系は役に立つのか自分で疑問に思っていた時期でもありました。

就職してから

何の因果か、英語を使う職に就き、それなら英検2級は取っておいた方がいいかなと思い、受験。この頃は鬱もひどく、受験の申込みをするものの、朝起きて起き上がれず会場に行けないということが続きました。しかも、鬱もひどく勉強自体がほとんどできず当日を迎えました。ちなみに、うつ病だと、何かを読んでも頭に入ってこない感覚がすごくあります。また私もそうでしたが、人によっては焦燥感もひどく、1ページ読むたびに「全く覚えられていない」と落ち込み、勉強できなくなります。そんな状態でしたが、なんとか会場に行くことができ、しかも何も勉強していないのに1次でほぼ満点を取ることができました。英語を毎日使う職業だったのでいつかは取れるような資格だったのかもしれませんが、このことにより少し自信がつきました。
そして、私はかつて英語を教えてくれた先生が、取りたいとおっしゃっていた準1級を取ろうと心に決めたのです。

再び挫折

しかし、2級と準1級の間にある壁はかなり厚いものでした。
とりあえず過去問をやってみようと思い、一通りやったところの正答率が6〜7割の間くらい。5,6回受けたらどこかで合格するかなという感じでした。受験料高いしなぁと悩んでいたところ、年3回以外にも英検を受けるチャンスがあると聞き、早速申し込んでみたのでした。
パソコンで毎週受けることができるらしく、その名もS-CBT。かっこいいけれどよく分からぬまま、1日で全部済むからラッキーと考えました。
が、結論から言うと、この方式は私に合っていませんでした。ライティングは紙に書けるからいいものの、リーディングはパソコン上で読んで答えなければなりませんでした。これが結構な負担で、問題文と設問をパソコンの画面上でスクロールさせて行き来しなければならなかったのです。一応、マウスで線を引いたりはできるのですが、行き来するたびにどこに書いてあったのか分からなくなりました。さらに、準1級となると試験時間も長いので、ずっと英文を見ていると、wあたりがゲシュタルト崩壊したかのように読めなくなり始めました。(世の中のフォントは全てメイリオにしろ!)ここでもう集中力の限界でした。
面接が最初だとか当日知ったことはたくさんありましたが、結果は−20点の不合格。しかし、限りなく合格に近い点数で、ライティングがもっと取れていたら合格していただろうという点数でした。

ライティング対策

それから、真面目にライティングの対策をしようと、ネットで準1級ライティングの情報をひたすら調べまくっていました。そして、わかったことは次の通りでした。
・英検準1級 英作文問題完全制覇を使う
・その本の英作文を覚える
本当かい!と思いましたが、割と出るテーマは決まっているので間違いないようです。確かに英作文は英借文と言いますが、それはライティングとしてどうなのかと思いました。やりましたけど。
ただ、最終的に、合格した時も不合格の時もライティングの点数は変わらなかったのでよくわかりません。色々な人のライティングの結果を見てきましたが、採点の基準がいまいちわからないのがこのライティングです。

本番、そしてリーディングのコツ

結局CBTは諦め、従来型で受けることに。
リーディングはそこまで対策していたわけではないのですが、従来型の試験を受けた本番に一段落に一つの設問になっていることに初めて気付き、読解問題はワンミスに抑えました。ここの気付きがとても大きかったです。それから、たまたま実家で読んだ雑誌に載っていた話題についての読解だったので、話の流れがわかりやすく早く読むことができました。普段から様々な話題に興味を持っていたのが功を奏しました。
リスニングは1番勉強したので、どうにか半分以上の点数を取ることができました。
結果、合格点+7点で合格することができました。

面接対策

いよいよ二次の面接の日が来ました。
余談ですが、一次も二次も、卒業した大学が受験会場だったので何か運命的なものを感じました。偶然でしょうけれど。
CBTの時も合格基準に達していたので、それほど恐れてはいませんでしたが、やはり本番は緊張しました。
ここで英検準1級の面接のポイントを。
英検準1級の面接は、4コママンガが渡されます。
4コマは1コマ2文以上を目標に説明することを意識します。
そして、1つ目の質問は4コマについて仮定法で質問されるので、仮定法I’d〜.で始めることがポイントです。
2つ目から4つ目までの質問は、自分の立場をハッキリとさせ、理由を2つ言う必要があります。
そのため、これらのポイントを意識して練習することが大切です。
とはいえ、3つ目の質問で理由が一つしか出てこなくて、Sorry, I can’t come up with any ideas.みたいなことを言った記憶があります。ただ、かつての英語の先生との授業で難しめの英文をかなり読まされたり、1ヶ月だけ留学したりした経験もあってか、思い浮かんだことを英語にできないということはありませんでした。
面接の練習は、付き合ってくれる人がいなかったので、1人でブツブツ呟いて練習していました。ぬいぐるみに向かって呟いたりもしていました。

念願の合格へ

なんだかんだで面接は楽しかったのですが、正直合格しているかどうか微妙なところでした。
そして、ある日英検から大きめの封筒が届きました。大きい封筒で来るということは、間違いなく合格証書が入っているということです。そう、念願の準1級に合格したのです。
ついに、ここまで来ることができたのです。

そして、その後

目標がなくなると、燃え尽きてしまいそうでした。
しかし、英語学習においてはまだまだ先があります。英検に関していえば、英検1級です。この前受けてきたのですが、4択の単語すら全部わからないことが多くて辛かったです。しかし、いつか合格してやるという気持ちになれました。
さらにTOEIC900点という目標もあります。
ちなみに、英検準1級→1級にかかる時間よりも、TOEIC800点→900点にかかる時間の方が少ないらしいです。そのため、次は何をしようか少し迷っています。
ですが、これだけは言えます。
勉強はまだ終わりではないのだと。
まだまだやりたいことがあるので、これからも勉強を続けていこうと思います。
それから、やりたいことは他の人の意見に左右されずにやっていくつもりです。


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