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日本の夏、ペンギンの夏

忙しい日々を過ごしていたせいで、私はとても大事なことを忘れていることに気付いた。
夏だ。もうすぐ夏がやってくる。
あの日本特有の、ジメジメとした、やたら不快感を煽ってくる夏だ。
もちろんそれもあるが、ペンギン好きにとっては忘れてはならないことがある。
そう、ペンギングッズの夏がやってくるのだ。

年を追うごとに盛り上がるペンギンブームに加えて、近年の百均の登場により、ペンギングッズは増殖を続けている。
これは財布の危機である。
ついでに言うと、日本でペンギン本が出版される時期も夏が多い気がする。やっぱり涼しさを感じたいからであろうか。
こうして、私の財布は爆発しかける。
もともとペンギン以外の趣味なんてそんなに無いからいいものの、やっぱり厳しい。楽しいけれど、財布は薄くなって悲しい。

そして、今日もペンギンの絵葉書とシールを買ってしまった。「どうせ使わないくせに」と思いつつも、「いや、将来はペンギン博物館でも建てるんだ」という謎の思考でお金を払っている。
ただ、1つ言っておくと、新しいペンギングッズを手に入れた時の私はとにかく嬉しくて仕方ないのだ。ペンギンがエサにありつけた時のような幸福感。そんな気持ちを感じているのだ。
そうして、また我が家に1つ、ペンギングッズが増えるのだった。

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