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いつか一緒に、仕事をしましょう。

暑い日が続きますね。

さて、日本に帰ってきてから、IT企業の新人研修に関するお仕事を暫く担当させていただきました(詳しいことは、こちらのマガジンへ)。

今年の6月中旬で終わったものとは別に、その後も別の会社の新人研修を担当していましたが、こちらも先日、区切りがつきました。


この記事のタイトル、「いつか一緒に、仕事をしましょう。」は、研修を担当していた他の講師の方から受講生に、研修の最後に贈られた言葉です。

この言葉が素敵だな、と受講生が感じてくれていれば嬉しいのですが、おそらく受講生以上に、講師側の私の印象に強く残ったので、このnoteで私の思い出と一緒に振り返ることができたらな、と思って記事にしてみます。

その他、他の講師の方々から贈られたお話・言葉には素敵なものがたくさんつまっていたのですが、やはり受講生よりも感動した自信があります。機会があれば、これらも記事にできたらな、と思います。



この記事を読んでいるみなさんが、IT業界についてどのぐらい知っているのかわかりませんが、私が新卒で暫くこの業界で働いてみての感想は、とにかく業務委託が多い、という印象があります。

その他の業界で会社員として働いたことがないので、業務委託量の基準はわからないのですが、受注した会社の社員ではない方々が、システムをつくる際に関わるということが本当に多いな、と思います。

業務委託する方々を協力会社さんと呼んでいましたが、大きなシステム構築になればなるほど、この協力会社さんの下にさらに協力会社さんがいて…とピラミッド構造になっています。


私がこの新人研修を通して出会った受講生は、これからやっと現場配属になる方々です。

自社で完結する仕事はもちろんあると思いますが、単価などの関係から外部発注・受注をして業務委託する・されることで、他社の協力会社さんと一緒に仕事をする機会は、受講生が配属された後、早くも来る場合があるのでは、と思います(そうやって現場は人件費や売上のコントロールしているはずです)。


また、講師陣は、年中講師だけの仕事をしている、という方は実は少なく、春~夏にかけての研修の仕事が一段落すると、開発プロジェクトで活躍する人も多いな、という印象を受けました。

そのため、「いつか一緒に、仕事をしましょう。」の「いつか」は、実はそう遠くはない近未来な可能性があるのでは、と思いました。

新人研修は、受講生のみなさんからすると春~夏までと、入社してからこんなに長く続くと「仕事」という印象は薄れてきているのかもしれませんが、立派な仕事の1つです。

お互いに成長した姿で、講師陣と「あ、あの時の!」という感動の再会があってもおかしくないと思います。


元々は講師と受講生、という関係だけではなく、実際私が出会った年配の協力会社さんの中には、プロパーである社員さんの新人時代を知っていて、その約20年後、現在また一緒に仕事をしている、という話をしてくださった方がいました。

プロパー側で現在は課長というポジションになっていて、現在の活躍ぶり、そして新人時代からの活躍ぶりを褒めたり、懐かしい思い出話を聞かせてくださいました。

この話を聞いても、IT業界で特に似たような仕事を暫く続けていると(同業界で転職する人が多いのも関係しているのかも)、過去に何かのプロジェクトの現場で、一緒に仕事をした人と再会する確率が高くなるのでは、と思いました。

特にSIer(Systems Integrator)と呼ばれる仕事ならば、余計にそういうことが多いのでは、と思います。

その時には、プロパーだから、協力会社だから、という枠を越えて、お互いを尊重し合いながら、お互いの担当する仕事を全うし、良いプロジェクトとして終えることができればいいのでは、と思います。


話は少しずれますが、私が会社員だった頃、仕事を行う上で、常に協力会社さんとの関わりがありました。

みなさん私よりもほぼ年上、IT業界での経験が豊富、という方々ばかりで、協力会社さんから教わることがたくさんあったことを思い出しました。

そこから多くのことを吸収して今の自分がいるので、改めて仕事で出会う方々も1つの縁なのだな、と強く思わせてくれます。

また、今の私には、開発現場に戻る、という選択肢は想像できないのですが、私が担当した受講生や、今まで一緒に仕事をした協力会社さんと、またどこかで会う可能性は決してゼロではないな、と思わせてくれました。



日本に帰ってきてからの研修のお仕事は、受講生並みに、私自身がとても学ばさせていただいたお仕事になりました。

間違いなく1つ言えることは、「無茶ぶりは人を成長させる」ということです。また一段と強くさせてもらった気がします。笑


私の言葉を頼りにして、進めていってくださった受講生の方々に対してもそうなのですが、一緒に頑張り、たくさん助けていただいた講師陣の方々に対しても、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。

季節柄、こんなにまとまった研修のお仕事をすることは暫くなさそうですが、このお仕事をさせていただいた経験と縁を大切に、また次へ進んでいこうと思います。

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