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インドネシア業界研究1:自動車ー在インドネシア日系企業の魅力ー

皆さまこんにちは。Peoplyee(ピープリー)のヒロコです。今日から何回かのシリーズで各業界の魅力をお伝えしたいと思います。
経済成長著しいインドネシアにおける日系各業界の動向とそれぞれの業界で働く魅力を楽しくお伝えしていきます!
第一回目の今回は、インドネシア日系ビジネス最大の業界である自動車業界を取り上げてみます。

概況


インドネシアの自動車業界において日系企業は圧倒的な存在感を持っています。今年上半期の新車半台数ではトヨタ・ダイハツだけで50%シェアを誇っており、ホンダ・三菱・スズキが続いています。中国・韓国EV車メーカーの進出が連日ニュースを賑わせておりますが、全体のマーケットに対するインパクトはまだそこまで大きくなく、インドネシアの道路状況や購買車層の嗜好を鑑みると、日系メーカー(特にHV車)の圧倒的シェアは揺るがないのでは、との見方が自動車関係者の間ではほとんどです。
このような圧倒的な日系マーケットである自動車業界。インドネシアに進出している日系企業の30%前後が自動車関連企業だと言われており非常に大きな影響力を持っています。

現状


今年は自動車業界にとってとても厳しい1年となりました。今年2月に投票が行われた大統領選挙の影響が経済にも影響。昨年末から少しずつ新車販売台数が伸び悩み、24年度の賃金上昇率が予測より相当低く抑えられたこと+金利が高いので新車ローンも大打撃。結果的に販売台数が伸び悩んでしまう結果となりました。ポテンシャルとして200万車台の新車販売数が見込めると言われ続けたインドネシアですが、コロナを経て110万車台を突破、この勢いでいくのかと思いきや今年は恐らく90万車台だと言われています。
中長期でのマーケットポテンシャルは抜群ですが、短期的には厳しい時期が続いています。またMRT・LRTなど公共交通機関の整備が進みつつあることも若者が新車を欲しがらなくなりつつあるとも言われており、業界にどの程度インパクトを及ぼすのかは要ウォッチです。

働く魅力


インドネシア人からの認知度・圧倒的な支持を持つ業界で働くことは、まだまだポテンシャルのあるマーケットにおいて更にプレゼンスを増していくという点で非常にエキサイティングです。日系のみならず自動車業界を取り巻く環境は短期的に厳しい状況ではありますが、ここからどうやって更に日系企業のマーケットシェアや顧客満足、インドネシアにおけるプレゼンスを高めていくのか、というフェーズに身を置くことは、今後のキャリアにとっても「マーケット拡大に貢献した」「技術的に信頼を勝ち取るために貢献した」とご自身の強みを発揮しながら会社の業績やマーケットシェアに貢献できる非常にダイナミックなチャンスです。
今伸びている環境に身を置くことは自分のスキル・経験を活かし、更に伸ばす・成長するという点でとても満足度の高い経験ができます。可能性を無限大に伸ばせるチャンスがありますよ。

職種


日本人を求める職種には下記が顕著なものとしてあげられます。営業以外は基本的に職種経験者を求める傾向が強く、シニアな役割になればなるほどインドネシア経験を求められます。
営業
生産管理
品質保証/品質管理
経理

自動車業界、いかがでしょうか?少しでもダイナミックさが伝われば良いなと願っております。
ちなみにこの内容は私個人の意見です。日々色んな業界の日系企業との商談、働いてらっしゃる方から聞いた話、ニュースやメディアから感じている個人的な意見となります。

本日は以上となります。
今週も素晴らしい一週間になりますように!


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