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あなたは傍観者でいることを、本当に望んでいるのか。

みなさん、こんばんは。

私は、「株式会社ピープルズ」という会社の執行役員及び経営企画部長であり、その子会社である「スーベニール株式会社」の取締役を務めています。
※私の自己紹介の記事はこちらをご覧ください。
⇒普通のOLだった私が、ある会社の社長になった、たった3つの理由。

例えば、あなたがよく商談する企業の方がテレビに取り上げられていた時、何を思うでしょう?普段話している営業マンが、素晴らしい意見を言っていたら。よく話に挙がるベンチマークしている企業が、ちょっと見ない間に、素晴らしいHPを立ち上げていたら?素晴らしいコラボ商品で世の中を騒がせていたり、お店が繁昌していたら?

この時、「悔しい。どうしてうちはできなかったのか?何が足りなかったのか?自分に何ができたのか?」

と思えるでしょうか?
私は、うちの会社にいる総合職メンバーには、全員にそう思えるようになってほしいと思っています。(デザイナーや販売、管理・事務職はその専門職における中で、そうであってほしいと思っています。)
極論、これがいつも言っている、仕事に対して当事者でないと、経験を積んでも、年次を重ねても思えないことであり、このスイッチが入らない限り、いい仕事は絶対にできないからです。

「あの会社いいな~」とうらやましがること、
「今度会った時、話しよう!」と談笑の種として終わること、
「テイストがちょっといまいちかな」とケチをつけること。

これらの全てが傍観者で、プライベートな時間はともかく、うちの会社の仕事にそのスタンスは、必要ないのです。

私はよく、社内に、他企業の情報を共有します。商品やブランド、イベントの概要という切り口ではなく、「こういった体制の企業が、こんな取り組みをしている」という情報です。ほとんどが、素晴らしいと思うことで、どうして私には、うちの会社には、できなかったのだろうと悔しく思って発信しています。とても仲の良い企業であったとしても、心の底から祝福しつつ、でも、心の底から悔しいなと思っています。

今の、日本の国の在り方もそうなんですが、急に傍観者になる人間が増えていると思っています。方針や制度など、TVなどを通して流れてきた情報を得て、文句を言う。私も、そうです。
例えば今、コロナにおける対策の取り方やタイミング、判断を巡り、政治家の方が色々国民に批判されること、多いですよね。
私自身も、整合性や必要なところに適切に行きわたらない制度や発信に不満を持ったりもするのですが、
政治家が必要な情報を開示したり、適切な動きをしないのは、国民があまりに他力本願で、国の傍観者である時間が長すぎたからなんではないかと(もちろん全部がそうではないですが、少なくとも私は)思うのです。国民のことを信用してないというか・・・、だからこそ、信用に値する人間にならないといけないし、意思を持たないと日本はほんとにダメになると思うのです。愚痴になりますけど、経済と命、どちらかが大事なの?と国の制度と経済活動を否定するのは簡単ですが、日本を守ろうと考えたときに、そんなのどちらと選ぶものではなく、どちらも大きく大切で、そのバランスを取りながら最善の策を取ることが政治なので、文句言うのではなく、ではどうするべきかを議論するべきだと思います。
同時に、政治家のみなさまには、その上で、様々な声やしがらみによって間違った道に進むことなく、日本がいい国となれるよう、芯のある行動を取ってもらいたいと切に願います。

話はそれましたが、会社も一緒です。
傍観者でいると、自分が携わっていることでも、失敗や言い訳を会社のせいにしてしまう。上司が言っていることが、その時々で間違っていることもあるし、変わることも失敗することもある。でも、それって本当に会社のせい?そもそも会社のせいって、一体何を指しているのか?
会社が良くないっていうことは、自分自身が良くないって言ってるようなもんなのに。じゃあ、どうしたらよいと思う形に変化していけるのか?を一番に考えるべきです。
当事者でないことによって、気付いているのに誰も踏み込んでいない領域がないか?めんどくさいから、いやな事があるかもしれないからと避けていないか?
一生懸命働いているとか、他が出来ない仕事をしているとか、今までやってきた、とかそういうことじゃない。それはわかってるし、評価してる。仕事が向かう先は結果で、過去の実績ではなくて未来にある。

だから、新入社員であっても、当事者にはなれる。
傍観者である限り、ずっと不満と文句がでる。その不満と文句、自分の力で満足に変え、あの会社ほんまにいい会社やな、って言ってもらえる会社に、一緒に変えていきたい。年齢問わず、全員に、そう、思っています。


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