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テレワークで必要なコミュニケーション・スキル

テレワークが,新型コロナウイルスの感染拡大で関心を集めている。

今回は,そんなテレワークで必要とされるコミュニケーション・スキルについて考えてみた。



テレワークにおけるコミュニケーションの落とし穴

以下のネット記事には,テレワークにおけるコミュニケーションの落とし穴が説明されていた。

在宅勤務に慣れていないと,上司は不安になりがち。部下が悩んでいるのではないか,指示通りにやってくれてるか,サボっているんじゃないかなど。なぜ不安になってしまうのかといえば,上司の目には何をやっているのかが「見えない」からだ。

誰しも目に見えないことに不安を感じるのは当然だ。
テレワークでは,その不安を解消するために、どのようなコミュニケーションが効果的を考える必要がある。


ホウレンソウのスキルを身につける

ホウレンソウとは,「報告」「連絡」「相談」の頭文字を取ったものである。


図1


ホウレンソウのスキルは,仕事をスムーズに進めるために必要な基本のスキルだ。ホウレンソウのスキルを実行することで,ミスやトラブルを未然に防ぎ,仕事の効率をアップさせることができる。


ホウレンソウのスキルは以下のように使う。

1. 速やかに実行すること
 「報告」「連絡」「相談」のすべてに共通するポイントは,速やかに実行することだろう。例えば,自分のミスを報告するのは後回しにしたくなるだろうが,すぐに報告することで,トラブルが拡大さず,その後について対応しやすくなる。

2. 相手の都合を考慮すること
 速やかに実行することも大切だが,説明に時間がかかりそうな時は,いきなり切り出すのではなく,相手の都合を考える。相手の時間を必要以上に奪ってしまわないように心がける。

3. 「報告」「連絡」「相談」のうちどれかを伝えること
 伝える時は,報告なのか,連絡なのか,相談なのかをはっきりした方が,相手に伝わる。例えば,「報告」と「相談」が組み合わさる時もある。その時は,報告する点は何なのか,相談する点は何なのか,事前にメモに書き出してから,相手に伝えると混乱しなくて済む。

4. 6W1Hを使うこと
 コミュニケーションを6W1Hで考えると整理できる。

・いつ,どこで(状況)→When & Where
・誰が(人物)→Who
・誰に対して(人物)→Whom
・何を(内容)→What
・何のために(理由)→Why
・どのようにしたか(行動)→How

5. 結論を先に伝えること
 相手が知りたいのは結論だ。前置きは短くして,結論から話す。その結論に至った経緯や情報は,結論を伝えた後に詳しく説明する。


結論

テレワークでは,まず「ホウレンソウのスキル」を使うことを習慣化することが求められる。


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