華やかな仕事?マンションコンシェルジュ

マンションコンシェルジュとして働いて、もう5年が過ぎたことが、未だに信じられない私です。

愛してやまないこのお仕事の中で起こった、面白エピソードや、私の心の中に起きた幸せな変化を綴ってみたいと思い、このブログを始めました。

自己紹介などで職業を聞かれて、マンションコンシェルジュと答え説明をしても、いまひとつイメージが湧かない仕事のようです笑。一体どんなことをするのか?ですが、

マンション内のフロントに常駐して、“ご入居者のためだけに”いろいろなサービスを行う、というお仕事です。マンション管理を行う会社に勤務していますが、配属先が該当マンションで、“毎日、自宅から直接、人のお宅に勤めに行く”、という面白い就業スタイルなのです。

仕事の内容は、入居者対応としては、宅配やクリーニングなどの取次ぎといったものから、引越しや搬出入のハンドリング、タクシー手配、居室内設備の修理手配、ゲストパーキングなどの対応、各種緊急警報対応、といったものが主です。

イレギュラー対応として、不在時のお花の水遣り、郵便物保管、共用部の電球の交換からDIY作業、メンテナンス全般の管理、さらには、いざというときの避難誘導まで、多岐に渡ります。外国世帯も多く、幅広く通訳業務も含まれるので、実際どこまでの仕事を行うのか、という線引きは、かなり曖昧です。

私が勤めるマンションの業務では、ショムニばりに脚立を担いで電球を換えたり、埃だらけになりながら、エアコンの室外機を捜し歩いたり、汗だくで便座交換をする、といったことが頻繁にあるので、パンツスーツが基本です。面接の際に、「場合によっては、スッポンを持ってトイレの詰まり掃除なんかも発生する、泥臭い仕事なんだけど、大丈夫?」と聞かれたほどで、所謂“華やかな仕事”、とは言えない部類です笑。「こんなはずじゃなかった~、おもてたんと違う!」と、笑う同僚もいます笑。

ここまでいろいろとコンシェルジュに任されるマンションは、レアと思われるので、“綺麗なスーツを着て、一日ずっとカウンターに座って、問合せ対応をする”というイメージは、正しいのかもしれません。年齢的にも、外見的にも、経歴的にも、他のマンションでは雇っていただけなかった私ですが笑、今ではその、“残りものの福”に心から感謝して働く日々です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?