葬儀

葬儀で重要なのは

決められた時間通りに火葬場に入場して
棺の中に《入れてはいけないモノ》が
入って無い事‼️

これを各葬儀社は
遵守して
セレモニーを執り行う

なぜなら
もし入場時間に遅れたら
火葬場のその後の全てのスケジュールが狂い
本来出来る事が出来なかったり
他の利用者の益を損なう事になるから


封の開けていないペットボトルや
水分の多い果物は爆発するし💥

紙類は
お骨を残して焼くので確実に燃え残る…
そして火葬炉から出した時
ブワーっと舞い上がり大惨事

そして
ガラスやゴム等々
熱に弱く溶けてお骨についたら
そのお骨は骨揚げ出来ない


たいていの場合
人は
火葬場建設を反対する

地方であれば、なおのこと…

昭和の頃に建てられた
【その時の日本人サイズの火葬炉】は
現代の日本人サイズより小さく
当然、棺は火葬炉サイズにあわせて作られるので
大柄な方や背の高い方は
とても窮屈な感じになって
納まって頂く事になる

時と場合によっては
足の骨を折って納まって頂く事もある

なぜなら
入場する火葬場には
現代日本人サイズの
火葬炉がないから‼️


最新の火葬炉を導入して
動線もスムーズに
綺麗な待合室や駐車場も広くて…
と、構想があっても

諸問題を懸念して
火葬場建設を反対する

それが建替えであっても反対する


そして
イザ、大切な人が旅立った時に
「なんで彼は背が高く足が長いのが自慢だったのに、あんな風に折りたたまれて小さな棺に入れられるの?どういう事⁈」
と、なんの事情も知らない
外注の葬祭司会者に喰ってかかる事になる

物凄い形相で怒鳴られても
葬祭司会者は淡々と
「棺は火葬炉のサイズにあわせて作られていますので、この地域には大棺が納められる火葬炉がありませんので、致し方ないかと存じます。」と答える以外に術がない

↑これは私の経験談


忘れていませんか?
火葬場の職員さんも人間ですよ。
毎日故人様を荼毘にふして
キレイにお骨にして
ご遺族様にお返ししようとしています。

自分達だけが
悲しみの海に溺れ
どんな事も聞いて貰いたい!
ゆっくりお別れしたい!

でも、お金は払いたくない‼️

喪の現場では
普段そんな人ではないだろう方が
ヤカラの様になる事も少なくないので
ビックリする事が多いです

どんなにAIが進んで
Web3のメタバースの世界で
生き続けても
実際に動くのは

人 です。

あれほど入れないでって言ったのに
封を開けていないペットボトルが爆発して
その火葬炉だけでなく
同じ配電の火葬炉も止まり
次の入場を断り、まだ空いている火葬炉に移動させ
断った方々には
別の火葬場の手配をし、そちらに急遽回って頂き
改めて点火しても出力が上がらず
倍以上の時間をかけてお骨にして…

って、想像できますか?

その後、その火葬炉と干渉して止まった火葬炉も丸ごと入れ替え
1週間先まで予約でいっぱいなのに
工事で火葬場使えず
他の火葬場にも皺寄せが行き

その葬儀社は
火葬場を
出禁になった‼️

そのペットボトル入れた当家が
どこまで何を思って入れたのかは
今となっては、分かりませんが

知らない所で
随分恨まれてますよ〜


とにかく東京は火葬炉が少なく
1週間近くは待たされる事も多く
かといって
その間
皆さんが集まり
故人様を悼んでおられるというより

みんなのスケジュールにあわせて
葬儀日程を組む

葬儀もパパッと【1dayプラン】
枕経+通夜+本葬+初七日…
なんならオプションで満中陰法要(四十九日の忌明け法要)つけてください!
「みんなが忙しいから、なかなか集まれないしね。1日で片づいて良かったわ」との事

関西では
各宗旨宗派の御本山も多く
檀家なら尚更
丁寧にお旅立ちの時間をと言われる

だって関西は
朝亡くなられたら
当日夜お通夜
翌日葬儀
お骨揚げ後の初七日が
ほぼテッパン!
ご遺族は悲しむ時間もアッという間に過ぎて
気がついたら
帰宅して後飾りの前で白い箱を見つめる…

お寺様との繋がりが強い当家は
初七日も御当日にお寺様にお参りに来て頂き
さらに七日毎にお参り頂き
七七日(四十九日)に満中陰法要となる

もちろん
都度お布施をお渡ししますよ🙏

月参りの風習がしっかりある
お寺と檀家の繋がりは
強いでっせ〜〜〜

死んで始まる親孝行
お金ではありませんから😑
見栄を張ったり、他家と比べたり
するからシンドイんですよ

葬儀も少しでも地域が違えば
慣習風習が違い
火葬場も
地方自治体毎にあるわけではないので
(↑地域の方々の強い反対が決議され、この場合、都度周辺の火葬場へ高いお金を払って入場する)
もちろん該当地域の故人様が優先されるので
お待ち頂く事になります

火葬場でのお別れも様々
棺に葉っぱで水をかけてのお別れや
焼香のみ拝顔なし
拝顔のみ焼香なし
前室なしで直で炉前へ
個室前室あり 等々

そーなると
お骨揚げの方法も
地域によって違います


結婚式はしたりしなかったり
ですが、
死 は誰にでも平等に訪れます

転ばぬ先の杖と知恵

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