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そろそろ肩も疲れたので

いつのころからでしょうか
『強くあること』や『キャリアウーマン』に憧れを抱き、
いつしかそのようでありたいという気持ちが
そうでなければいけないという気持ちになり、
ついには強くあることが自分の中でも周囲の人たちのなかでも
当たり前になったのは。

細かいことは省きますが、中学生のころから
【仕事さえあれば女だろうが何だろうが生き抜いていける】
そう思っていました。
女子校でよくある『活躍している女性』というものに
目を向けることが多かったことも理由の一つかもしれません。

女性ばかりの職場に就職し、
仕事柄、メンタルの強さも要する仕事のため、
その中で社会人経験を積み続けていくこととともに
口が立つ女性に着々と育っていきました。
喧嘩をした歴代彼氏さんたちは大変だったことと思います、本当にお疲れさまでした。

会社でも、自分のチームだけでなく、
同僚や後輩を守らなくちゃ、助けなきゃ
先輩の役に立ちたいなと、そう思いながら自分の仕事をすると同時に
誰かが困ることのないように見回してきました。
だって、自分の好きな人たちが困るのって嫌じゃないですか。

けど今思えば、私があれこれする必要あったかなって
そこまで全部私が請け負う必要あったのかなって思ったりもします。
得意分野でもあったから、できちゃうし抱えちゃうんですよね、
そして抱えちゃってもできちゃうんですよね。きっとこれがダメだったのかな。

家庭のほうは家庭のほうで
何かあったら私が養わなくちゃとか、
稼いでどこかに一軒家かマンション買って親呼び寄せるぞとか
私が支えなくちゃいけない日がいずれ絶対にやってくるから備えないとって
これもやはり中学生のころから思ってました。
私が守っていかないとって思ってましたね。

なりたくてなったわけでもないんですよ
口が達者な女に、そこそこ強い女に。
気が付いたらなっていたって感じなんですよね。
そりゃ、数回くらいは憧れたこともありますよ
大好きなパートナーに白いウェディングドレス、
子供は女の子と男の子一人ずつとか。
そんな夢物語みたいなこと考えたこともあります。

今回、体調を崩してみて
頑張れるのと頑張れちゃうのは違うってわかったんで、
そこそこ強い女の看板を引っ込めようと思います。
今までは先陣きって刀振り上げてきた感じですが、
今度からは援護射撃程度にとどめてみようかな。
ちょっと慢性の肩こりもひどいので、振り上げるのも疲れてきましたし。
強いじゃなくて強かになれるように精進しようと思います。


けどまた復帰したらポジションや立場的なもので振り上げる日が来そうだな。
その時は振り上げる角度に気を付けて腕上げていこうと思います。

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