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ペンタNote

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思いつくままに
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#秋

Reflection Add

今日の自分に一つ加えてみよう 好奇心・気持ち・・・・一杯の珈琲 見上げてみよう ビルの谷間から空を 何かが変わる 昨日とは違う自分 帽子を秋色に 靴を新調して 歩いてみよう 雨上がりの遊歩道に 紅葉の手紙が沢山 何かが始まる予感

秋色

景色の色が緑から黄色・赤へ変わるころ 心の景色も少しずつ流れてゆきます。 誰かと出かける楽しさや 同じ風景を見て繋がる気持ち。 心のレンズが映し出す秋色の風景 秋桜だったり、銀杏だったり 金木犀の香りに誘われて電車の切符を買ってみよう。 電車は東から西へ走る 海岸線の蒼いカーブを眺めながら 遠い岬の上には流れるような白い雲。 車窓に写る顔に 君はクスリと笑う 小学生の顔だねって。 時々遮断機の音が近づいては遠くに 2両編成の電車は空に向かって走る 側道を走る車を追い

潮騒

彼岸になり、君と過ごした時間が思い出になります 心の中で波の繰り返しのように 潮騒の音を聴きながら、一緒に過ごしたこの場所で 心の整理が出来ました 波間の泡は砂浜に吸い込まれていく きみの笑い声 きみの言葉 きみの後ろ姿 夏の記憶と共に 少しずつ記憶のカケラになってゆく 防波堤のコンクリートのざらつき 青空の向こうに飛んでいる鳶を見上げながら 水平線の向こうの雲に語り掛けてみよう これからの始まりを 海岸線の緑色の電車が 僕の時間を刻んで走る 終着駅は決まらないまま

生まれた街

車1台しか通れない路地が格子模様に伸びている 海辺の町の風景 小さい頃の記憶だけど 近所のおじい、おばあに見守られて育った 自分の家と近所の家の境が無い感覚 両親が忙しい時には隣の食卓で夕飯を済ませ 幼馴染と夕暮れまで過ごす毎日 日暮れ近くになると漁船の音が障子の向こうから聞こえる 17時を告げるサイレンが鳴る 何故か近所の犬も遠吠えを始める 大きな古時計がコツ・コツ・コツと音を刻む 当たり前の昭和の時間だった。 漁村の夕暮れ時は空が紅に染まる 水平線に僅かな雲を残しながら

夏の終わりに

夕暮れが早くなり始めた頃 彼岸花が咲きます。 君との時間が短く感じ始めた頃 夏が終わります。 暑かった庭先も ヒグラシが鳴き始め 秋虫の声と混ざる夕暮れ時 君と僕の記憶が混じる 桜の季節に出会い 深緑の季節に思い出を重ねた 蒼い空、藍色の海 白い雲さえ記憶のキャンバスの主役だった。 公園の銀杏が少しずつ色付き始め 緑の空間に黄色や赤のパズルが入り出す 君との季節が変わり始めた。 スマホの写真を振り返り アルバムに纏めてみる 季節の思い出として 夏の終わりのエピソード

秋の妖精

紅葉が始まる頃に妖精が舞う クルクルと風に任せて 夏から秋へ変わる頃 妖精は舞い踊る 稲穂を揺らす風に乗って クルクル舞い踊る

彼岸花

秋の季節を教えてくれる彼岸花 紅く咲く花は空の青さに映える 花火大会が無い夏を補うように 彼岸花は一斉に咲き始める 浴衣姿のきみと待ち合わせをした季節 今年もこの花が咲くと記憶に蘇る この花は微かな記憶を紡ぐタイムマシン 紅く紅く心に繋がれ

小さい秋みつけた

小さい頃はドングリを拾うのが日課だった 小さな手に枯葉の中で見つけた小人を大事に抱えて いつも母の手に渡していた 秋の時間は短く 木々は色を奏でるけど 大人になったら気づかない小さな秋を探してくれる 毎日通った公園のベンチで 今日も見つけてくれるだろう 見上げれば雲は高く 澄んだ青空をキャンバスに また一つ秋が深まる

秋の足音

毎日猛暑が続いて9月に 朝晩は少しは涼しくてもクーラーが必要です。 雨上がりの歩道橋には少しずつ秋の気配が 靴を新しくしていつもとは違う景色を探してみよう