鑑定-実占例2(なくしもの)
サラリーマンくんは長距離を走ることを趣味にしています.
グループ会社の駅伝大会に選出されたので、
その日に備え帰宅後夜8:30ごろから周辺4〜5kmランニングしていました.
走ることに熱中していたためか
途中スマホを落としたことに気づかず
家に帰ってから大慌て.
もう一度コースを辿って必死に探しましたが見つかりません.
あきらめてそのまま交番に寄り、遺失物として確認したところ、届いておらず不明.手続きを済ませて帰宅.
さて、このスマホは自分の手元に戻ってくるか?の占例です.
月建/卯月(月破:酉)
日辰/辛丑(空亡:辰巳)
卦:兌為沢〜雷沢帰妹に之くを得る
⚋ 世爻 未(父母爻)
⚊ 酉(兄弟爻)→ 申(兄弟爻):退神
⚊ 亥(子孫爻)
⚋ 応爻 丑(父母爻)
⚊ 卯(妻財爻)
⚊ 巳(官鬼爻)
・目的となる用神 [スマホ] は六二にある「妻財爻:卯」
・六冲卦は散じたこと、つまり無くしたことを意味していると判断
・九五の一爻変にてここに神機宿ると見る.この兄弟爻(金:酉/申)は退神にて用神を剋する忌神が弱くなることを示している.
・世爻は自分自身であり、ここに墓庫冲開する未が臨む.
・用神が世爻を剋するのは「物来就我(=物きたりて我に就く)」の形
・幸いこれは目的となる用神「スマホ」(卯)が入墓する形をとっている.
したがって早い段階で手元に戻ることを意味している。
・未来を示す之卦「歸妹」はしかるべきところへ行くということから戻ってくることを意味する暗示あり.
[結果]
翌日朝、7時ごろに警察からある男性から届けられたとの連絡あり.
この男性は夜勤があり会社に向かう途中このスマホを見つけ、仕事を終えた帰り道に交番に届けてくれた.占った通り、無事にサラリーマンくんの手元に戻ってきたのである.
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