例題 3. 例題4. 伏神

例3・妻が倒れた.いつ、元気になるか?

巳月己卯日(空亡:申酉)
得卦:地火明夷不変

‥ 酉(父母)
‥ 亥(兄弟)
‥ 丑(官鬼)〈世爻〉
— 亥(兄弟)〔伏神:午(妻財)〕
‥ 丑(官鬼)
— 卯(子孫)〈応爻〉

用神「午」の妻財は伏蔵しており、体調の悪さを示しています.
幸い、巳月であり旺相しかつ日辰の卯からも生じられています.
重しとなっている蓋のような位置にある飛神「亥」は月破であり、
用神は剋されているようにみえるも出現しやすく、かつ卦には用神を傷つけるものがありません.
これにて伏蔵は解けており、再び旺ずる午日に元気になると断を下します.

例4・同上

午月丁卯日(空亡:戊亥)
得卦/地火明夷不変

‥ 酉(父母)
‥ 亥(兄弟)
‥ 丑(官鬼)〈世爻〉
— 亥(兄弟)〔伏神:午(妻財)〕
‥ 丑(官鬼)
— 卯(子孫)〈応爻〉

上記例5は、前出例4と若干異なり、飛神が月破から空亡へと変化しています.
飛神「亥」は三伝や動爻の生扶を受けておらず、休囚の空亡で無用の存在です.
必ず回復し午の旺相する巳や午の日に元気になると判断します.



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