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#25 情報教育研修会

先日、市の研修会がありました。
内容は情報教育について。

社会の急速な発展により、Society5.0の時代が訪れようとしています。
2050年ごろと言われているそうですが、もっと速くに訪れそうな気配を感じます。

最近はAIが話題にあがることも増えました。
今ある仕事のうち、およそ50%がAIに代替されるのではないかという予測があるそうです。
少し前までは、それは言い過ぎだろうという気もしていましたが、今では全然あるなぁという感じです。

AIによってなくなっていく仕事と残る仕事も予測されていますが、僕たち学校教員はどちらなのでしょうか?
教師の仕事は残るとされていることが多いです。
ほっと一安心したいところですが、AIが当たり前のように存在して、社会が大きく変化していく中で、教師の役割とは一体どんなものになっていくのか。
これから考えていく必要がありそうです。

また、そういった社会の中で生きていく子どもたちを育てる上で、情報活用能力の育成は非常に重要です。
子どもたちが将来、どのような仕事に就いたとしてもコンピュータスキルが必要不可欠なのは間違いないでしょう。
だから言語能力と並んで、学習の基盤となる資質・能力として位置付けられています。
そのことをもう一度きちんと理解し、授業づくりをしていく必要があるのではないでしょうか。

教室の多様性という観点からも、授業づくりを変えていく必要性を感じさせられました。
クラスの中には、支援が必要な子、不登校傾向の子、家庭で何かを抱えている子、ギフテッドと呼ばれる子など、さまざまな子が存在しています。
その状況でいつまでも一斉授業だけを行なっていては、個別最適な学びになっていくことはありません。

教師が指示して一斉に動かしていく授業ではなく、子どもたちが自分で選択し、学びとっていく授業、端末を活用して友だちと協働し、自分の考えを作っていくような授業に転換していきたいです。
よく「複線型」と呼ばれている授業ですね。
となると、はじめの方で書いた教師の役割というのも少し見えてきそうな気がします。
教える人から、伴走者や支援者へと変わっていくイメージでしょうか。

今すぐには難しくても、試行錯誤しながら授業を変えていきたいと思います。
その際、①児童がいちばん忙しくしているか、②児童が選択できる状況をつくっているか、③児童同士が協働的に関わりあっているかという3つのポイントをもとに授業づくりをしていきたいです。

今回の研修は、すごく共感する部分が多く、たくさんの学びを得ることができました。
これを自分だけのものにしていてはいけないので、校内にも発信して学校全体で共有しておきたいと思います。

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