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君たちはどう生きるか 観たよ

主人公が周りに構って欲しくて石で自分の頭を叩いて血を流すきっしょいシーンがあります。僕は嫌い。

広告ゼロという珍しい宣伝方式でした。
どうせ宮崎駿ってことでそれなりに来るやろと思われてるんやろね。俺のことだが?

えーと、これから先どんどん具体的な話をします。
よろしいですかね?やらしいですかね?
やらしい人はGO!

端的に言うと
幸せの青い鳥

です。それ以上でも以下でもないです。
同名書籍は亡くなった母と主人公の接点として登場し、そこから活力を貰う形で登場したのかなと思います。
自分が恵まれていることに気付かない人は愚か、みたいな話やな。せやろか?(毒親の記事を読みながら)
ポスターのあれは鳥でも鳥を被った人でもないです。湯バードのオッサンVer.です。
作風としては千と千尋とハウルに似てると思いましたので、あの辺が好きな人はとりあえず見てきても大丈夫かなと思います。え?お嫌い?金曜ロードショーを信じろ。

時代設定はWW2の辺りの日本なのかなと思います。
とはいえ主人公(10歳前後くらい?の少年)は工場のお坊ちゃんということで裕福で軍需もありさほど金銭的に苦労してる様子ではなく、むしろ転校先でそれを疎まれて喧嘩になりました。
入院中の母親を病院の火災で亡くし、塞ぎ込んでいた中で母親と瓜二つの継母が現れます(ただし、作中に母親の具体的な姿が登場するわけではないので観客は確かめようがありません)が継母もまた妊娠中ということもあり主人公との関わり方に苦慮しているような感じでした。
父親の再婚を機に引っ越した先のお屋敷では謎のアオサギが現れ、主人公に纏わりついてきます。
アオサギが喋り出し、「お母さんに会わせてあげる」と何度も誘惑しますが、継母や家政婦達は追い払うのに必死です。
そんな中で母親が成長した自分に贈るつもりだった一冊の本をふと見つけ、主人公が読みふけっている内に継母が失踪してしまいます。
主人公は本を読んでいた時に窓越しに継母が裏山に入っていくのを見たという心当たりがあったので、追いかけようとするのですが裏山の奥にある迷宮では保全工事で大事故が起きたり、迷宮の魔力に取り憑かれた大叔父が失踪していることもあり、大叔父亡き後は封鎖されていました。
その封印を解いてアオサギがこちらの世界に来たようでした。
アオサギの言われるままに主人公は迷宮の中へ、それを止めようとした老家政婦も半ば巻き添えのような感じでついて行きます。
そして迷宮の床が溶け出し、異世界へ。
異世界はペリカンが喋り、大柄の人食いインコが人のように巣食う鳥の世界でした。
そこに家政婦の姿はなく、怪しげな建物に入ろうとすると無数のペリカンに襲われてしまいます。助けに現れたのは働き盛りの気丈な女漁師。面倒見が良く、異世界の掟や知識を授ける所はどことなく千と千尋のリンを彷彿とさせます。やがて漁師に家政婦の面影を感じた主人公は自然と家政婦の名前を口にします。どうして私の名前がわかったんだい?
漁師は主人公と共に迷い込んだ家政婦その人だったのです。
道中で出会う火の魔女は継母の居場所を教えますが、継母は私の妹だと言います。
なんやかんやでやっと出会った継母は別人のように怒り狂い主人公を拒絶します。そんな中で継母を助けたい一心で無意識に主人公がお母さん!と呼ぶと、緊張の糸が溶け始めていくようでした。
やがて大叔父にも出会い、この世界は大叔父が作り出した物で大叔父の命が尽きると同時に滅びる運命だと言うことを悟ります。この世界を継げるのは血の繋がった主人公だけと言います。
主人公はこの世界を継ぐのか、それとも。

まあそんな感じです。
書いてて思いましたが文字にするのが難しい作品です。

結局、母は最期まで自分を愛していたと言うこと。そして周りの人達も主人公を愛していると言うこと。独りよがりの世界に付き合う必要はないこと。いけ好かないアオサギがかけがえのない友人になったこと。それに気付いた主人公は新たな生き方を見つけるのでありました。

zzz

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