見出し画像

相手の求める理想の人物像を演じ続けてしまう病

私は、潜在型の自己愛性パーソナリティ障害です。


自己愛とは、「ありのままの自分」を愛されたい、尊重されたいと願う気持ちのこと。


自己愛性パーソナリティとは、自己愛が非常に繊細で、傷つきやすい人のこと。

自己愛が傷つくことへの不安が強すぎるあまり、耐えきれず、何らかの行動を取って自分を守ろうとします。

自己愛性パーソナリティは、顕在型と潜在型に分類されます。


・顕在型

 周囲と自分を比較し、自分が優位に立っていることを誇示する。

 劣位にあるものを見下し、劣位にある相手から常に賞賛を浴びていないと自分の価値を維持できない人。



・潜在型

 自己愛が傷つけられることを恐れ、「素の自分」で他人と関わることを避ける。常に、相手の求める理想の人物像を演じ、周囲からの評価を気にして生きている。



私は、完全に後者に当てはまります。

親に対しても、塾や会社の中でも、相手の求める理想の人物像を演じ続けてきたと感じます。

自分が安心できる限られたコミュニティの中でしか、素の自分でいられませんでした。



そんな私が、大学生のころ、境界性パーソナリティをもつ妻と出会いました。


境界性パーソナリティの対人関係は、0か100か、理想化と軽蔑です。

私のことを理想化してくれる妻に対して、次第に離れられなくなりました。

自己愛が傷つくことを恐れ、共依存の関係になっていきました。



このように、パーソナリティ障害をもつ人は、パーソナリティ障害をもつ人と結ばれやすい傾向があると思います。


そうすると、日常生活において様々な支障が生じ、何度も激しい喧嘩をすることもあるでしょう。



まずは、相手の特性を正しく理解すること。

そして、自分の特性を正しく理解すること。



頭で思っている自分と、ありのままの自分を一致させたうえで、パートナーへ向き合うことが、良い関係性を築くことへの第一歩です。



そして、境界性パーソナリティのパートナーと別れる以外の方法で、今の現状を変えたいのであれば、すぐに行動に移してください。



境界性パーソナリティについての本を読む。

カウンセリングに行く。

心療内科に行く。



もちろん私に話を聞いてもらうのでも構いません。


自分を救えるのも、相手を救えるのも、あなたの行動次第です。


「絶対に変わらない。無理だ。」と思うかもしれませんが、私の場合は実際に変わりました。


こういったケースが世の中には存在する。

そのケースを示すことで、あなたが少しでも希望を持つことができますように。



具体的な対応の仕方が気になる方、

どう対応していいかわからない方、

激しい感情を受け止めきれず疲れてしまった方、

どんなささいなことでもしっかりとお聴きします。

ぜひお問い合わせください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?