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私の東洋美学|紆余曲折しながらも自らが見出した学問は愛おしい

【私の東洋美学|紆余曲折しながらも自らが見出した学問は愛おしい】

東洋医学の歴史を辿ると、心に鍼を打たれる気分になる。身体に沁み入るようにいつも、私の欲しい答えの泉へと連れていってくれるから。

私の中のすべてにおける結論は、肉体にとって(精神にとっても)不要なものを削いで、自らの治癒力や生命力を引き出すことが要であると。 

健やかな美の創出の理想は、内側からの発露を見い出すことが大前提であり、それでも補いきれないものは極めて自然な代替で補充するという考え方に落ち着きます。

私は術者として、自分の美道を極めるに未だ旅の途中ですが、この過程もなくてはならない道のりなのだと思います。

また新しい風穴を開けたい。穴の無いところに風を吹かせるような、一生涯をかけて、私だけの東洋美学を極める。

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“顔は精神の庭、髪は脳の華、心に悲しみがあると顔はやつれ、脳が衰弱すると髪は白くなる。だから精気の根源が内で失われ、丹津液が枯渇する。”『眞話』巻二 運題象篇より引用

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