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特定の音楽ジャンルを探る

僕はたまに音楽を聴く。

基本はラジオしか聞かない僕も、たまには音楽を聴く。

音楽を聴き、芸術を解することの精神的豊かさに憧れているので音楽を聴く。自分が好きな音楽の傾向はよくわからないが、唯一エレクトロスウィングだけジャンルとして自覚できている。

このエレクトロスウィングがどんな音楽であるか、文章で表現できるような音楽の語彙がないためウィキペディアを参照する。

エレクトロ・スウィング(英語: Electro swing)またはスウィング・ハウス(英語: Swing house)は、音楽ジャンルの一種。ヴィンテージ・ミュージックの影響を受けたクラブジャズやEDM、または、ハウス・ミュージックやヒップホップをミックスした現代のスウィングやジャズのことを指す[1]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

上記のようなものらしい。

単語のほとんどを僕は理解していないが、概要はつかんでいただけたかと思う。音楽を語ること自体にそもそも無理性があるので、以下に僕が気に入って聞いている、あるいは聞いていたものをいくつか添付しておきます。

Caravan Palace というフランス発のバンド。この歌は大学一回生の冬、人と違うことをしたいけど自分では何も生み出すことはできないという懊悩で脳を焼かれているときに僕が見つけた歌。
単純にめちゃくちゃ好きな歌ではあるのだけれど、”人が聴いていない歌を俺は聴いているんだ!”という音楽をスタイルとして消費しようという僕の邪気も感じ取れます。
ちなみにこの頃の僕は漫画家の浅野いにおに傾倒し、ぷんぷんって俺なんだ、、、とありきたりな自意識を爆発させていました。関わりにくい人間だったと思います。

これも同じくCaravan Palaceの楽曲。
この歌は冬の京都駅西口で聴いていた記憶があります。
誰かを待っていたのか、おそらく友人と旅行に行くための集合場所で待っているときに聞いていたはずです。

これは比較的最近みつけました。水崎うきという方の楽曲。
前述のCaravan Palaceって音楽的にどこに分類されるのだろうかと調べてみると、どうやらエレクトロスウィングというジャンルらしい。このジャンルで活動している日本人アーティストはいるのかな。
そんな流れで検索の果てにたどり着いたのが水崎うきさんでした。

この歌は日本のエレクトロスウィングアーティストが発表している楽曲を総合した(多分)アルバムに収録されている一曲です。個人的にCaravan Palaceによく似ているな~と感じます。好きです。



このへんでエレクトロスゥイングとはなんぞやという説明は打ち切ります。ウィキペディアのほうが詳細なので。

そして肝心の音楽の特定ジャンルを深堀りしていく方法なのですが、これが皆目見当がつかない。僕が求めている情報は

1.エレクトロスゥイングの音楽シーンの最近の動向
2.エレクトロスゥイングのルーツと思想
3.エレクトロスゥイングに分類される楽曲を批評的に語った文章

この3点に絞ることができます。

この3つのことを知るため、僕が使用できるツールはインターネットと書籍のみ。悲しいことに僕には音楽に知悉した友人がいません。

そのため、インターネットや雑誌にあたりをつけることもできません。このサイトが良いよ!この雑誌がいいよ!
そんなことを教えてくれる友人はいないのです。

盲撃ちの人海戦術で片っ端から音楽誌やサイトをあさればいずれたどり着くのでしょうが、それをやるにはネットは広大すぎて、書籍はかさばります。

僕が知っている音楽サイトはRolling Stoneとele-kingのみ。書籍に至っては一冊も名前が出てこない。

僕の音楽知識はほぼゼロで、グミ・チョコレート・パインを読んだことがあるため大槻ケンヂ周辺5センチくらいの事情に多少明るいこと以外、何もわからない。

B’zが音楽としてどのジャンルに属するのかすら全く分かりません。銀杏BOY'Sも神聖かまってちゃんも、ビートルズもセックスピストルズも何がいいんだか全くわかりません状態です。



集合知にアクセスするためにXで”エレクトロスウィング”と検索してもよくわからず。とにかくエレクトロスウィングを愛好している人数がそんなに多くないことがわかる程度。人数が少ないジャンルは往々にして専門化するため、つぶやきがあったとて何が語られているのかがわからない。

つぶやきを理解するため、ある程度の音楽的素養と近年の音楽シーンの動向の把握、そして音楽的語彙の寛容が必要となるわけである。それらを知るためにXで検索しているため問題は振り出しに戻ります。


あと、批評に関しては僕は明確に理想形を持っていて、例えばこれ

この批評には音楽にとどまらない豊かな教養と言葉選びのセンス、そして何より圧倒的な熱量が込められている。
僕が音楽を通して読みたいと思っている批評の理想がこの人の書く文章である。この批評を書いたのは竹内正太郎という方。

https://www.ele-king.net/review/album/003500/

まるでボトムズじゃないか!!
むせ返るような熱量を僕はこの批評から感じた。

もうこの竹内正太郎さんの批評だけ読めていれば最悪エレクトロスゥイングなんかどうでもいいと思えるほど面白い批評なのだが、いかんせんこの人は記事数が少ない。そして最近の動向には触れていない。
おそらくele-kingのライターさんとしてはもう活動していないと思われる。Xにもそれらしいアカウントはなく、また個人で運営されていたWordPressのアカウントも現在はサーバーが切れてアクセスできない状態。

この方は今何をされているのだろうか。
願わくば、何らかの形で批評を行い、世に発信してくれていればと思う。そしてエレクトロスウィングについての批評があればなと思う。




特定の音楽ジャンルをなんの知識も伝手もない人間が1から深堀りするのは難しいね。


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