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図面設計

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図面の基礎知識④ 左右対称、上下対称

対称になるものは真ん中に一点鎖線を入れてもよい。これをすると例えば凸の形があったら、右半分だけ書けばよい。

両方にねじ穴があっても片方に寸法を入れれば伝わる。

逆に言えば左右対称で無かったら一点鎖線は書けない。穴の位置や溝の位置が微妙にずれていたら左右対称ではない。

・・・・とされているが実は溝や穴だけずれていて概形が対称なら書いても問題ないらしい。

これはルール上問題ないのか、図面を見る

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図面の基礎知識③ 寸法 かっこ つけ方

全長が決まっている部材だと各部の累積寸法で最後の寸法部にかっこ()をつける。

これは重要度によって決められる。基本的に全長が最重要でその後の部材の穴の位置や角になる位置などは多少ずれても問題ないためかっこ()をつける。

本来は全部ぴったりの寸法が望ましいが、製造上そうもいかないのでこうする。

①累積する寸法で最も重要でない寸法につける

②基本は右端、左端、上端、下端になる

図面の基礎知識② 寸法線の位置

寸法線は何となくで図面を引いていた。しかしある程度の暗黙の了解があるらしい。

・寸法線はなるべく対象物の外側に書く(物を見やすくするため)

・寸法線はなるべく図面の真ん中に寄せるようにする(目線があっちこっちに行かないように)

・寸法線を数行や数列にする時、間隔を一定にする

・寸法値はなるべく真ん中にする

図面の基礎知識① 線の使い分け(線種)

用途によって線種は異なる。

寸法線なら細い実線、中心線は細い一点鎖線、このぐらいなら覚えている。

しかし少し先の用途を忘れたので書き記すことにした。

①太い実線

・外形線(いわゆる対象の見える部分)

②細い実線

・寸法関係の線

・簡略化した中心線(手書きで主に使う)

・破断線(一部断面にする際に波線で一部を分けて書く)

③細い破線

・かくれ線(対象の見えない部分を示す)

④細

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図面の基礎知識⓪ 初めに

大学のころに図面を書いたが書き方を忘れた。

そのため同じような人のために学んだことを書いていこうと思う。