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撮影した船まとめ

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自分で撮影した船の写真です。商船、軍艦問わずここに追加していきます。
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記事一覧

LNG燃料漁業実習船「セバダ」が東京港に入港

 韓国・慶尚国立大学校海洋科学大学のLNG燃料漁業実習船「セバダ(SAEBADA、새바다)」が2024年7月16日、東京港に初めて入港しました。同船は大鮮造船で建造され、今年2月に竣工した新鋭船。日本はまだ官公庁船にLNG燃料船が導入されていないため、そういった意味でも珍しい存在です。  海の日の東京港では商船三井のLNG燃料自動車船「TURQUOISE ACE」や海上保安庁の測量船「光洋」、海技教育機構の練習船「青雲丸」の公開が行われる一方、その前後では漁業実習船「セバダ

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オリエンタルランドがクルーズ船に参入。ディズニークルーズが日本へ

 東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは2024年7月9日、クルーズ事業に参入すると発表しました。ディズニー・エンタープライゼズとライセンス契約を締結。日本を拠点にディズニークルーズを展開します。  同日、ドイツの造船所マイヤー・ベルフト(Meyer Werft)もオリエンタルランドとの間で「ディズニー・ウィッシュ(Disney Wish)」級クルーズ船の建造契約を結んだことを明らかにしています。詳しいスペックは明らかになっていませんが、新造船は「ディズニー・

【新造船】メタノール燃料タンカー「第一めた丸」進水式

 村上秀造船グループのカナサシ重工(静岡市)で2024年7月3日、国内初となる内航メタノール燃料タンカー「第一めた丸」(570総トン)の命名・進水式が行われました。  竣工は今年12月を予定。商船三井内航の小林洋社長は「これまでの重油に匹敵する効率を持ち、環境対応にも良い新燃料としてメタノールは非常に有望。メタノールを燃料にしていく船がこれからも増えていくよう、主体的に取り組んでいきたい」と意気込んでいました。  「第一めた丸」は商船三井内航、田渕海運、新居浜海運の3社が

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5月は水素関連の話題。水素燃料船や水素生産船が東京に

 さて5月は東京都が主催する国際イベント「SusHi Tech Tokyo(スシテック東京)2024」が開かれ、海事関係では水素燃料旅客船「ハイドロびんご(Hydro BINGO)」や水素生産船「ウインドハンター」の開発に向けた実証試験に使用される小型ヨット「ウインズ丸」が東京港で公開されました。  特に「ハイドロびんご」は東京港内で初めて2点間の旅客輸送に投入され、水素燃料による航行も行っています。私も海の森船着場から有明客船ターミナルまで乗船しました。  この辺りに関

「ロイヤルウイング」の最終航から1年

 2023年5月14日、横浜港で運航を行っていたレストラン船「ロイヤルウイング」が営業を終えました。旧関西汽船の「くれない丸」時代から63年間にわたって親しまれた客船は、涙雨と共に横浜港をいつもより長く航行し、別れを惜しむ多くの人を乗せて大さん橋へと戻ってきました。  「ロイヤルウイング」が営業航海を終えてから1年。客船の寄港回数が日本一となった横浜港には、多くの外航クルーズ船が入港し港を賑わせています。2024年4月には2回もクルーズ船の4隻同時着岸があり、新港ふ頭客船タ

新燃料船にまみれた4月

 皆さんいかがお過ごしでしょうか。こちらは怒涛の4月が終わり、ようやく写真の整理に入ることができました。  さて、4月はいろんな船を見ることになりましたが、とにかく新燃料船に縁があった月でした。水素燃料電池船「HANARIA」を筆頭にメタノール燃料コンテナ船「Astrid Maersk」とかLNG燃料フェリー「さんふらわあ かむい」とか多種多様。そういやSea JAPANの取材はアンモニア燃料船の話でした。新燃料百花繚乱の時代ですね。  そして5月はまた面白い船と出会える感

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ありがとう瀬戸内海の女王、さようなら横浜港のシンボル

強運のレストラン船「ロイヤルウイング」。バブルも震災も乗り越えた波乱万丈の半生

 長らく横浜港を拠点に活動してきたレストラン船「ロイヤルウイング」が5月14日に予定されているファイナルクルーズをもって営業を休止します。  かつて関西汽船の客船「くれない丸」として大阪・神戸と別府を結ぶ瀬戸内航路で活躍していた同船ですが、実はレストラン船としてもユニークな歴史を歩んできました。 関西汽船「くれない丸」  現在、横浜港で運航している「ロイヤルウイング」は、1960(昭和35)年2月27日に「くれない丸」という船名で竣工しました。発注者は当時、日本最大の内

レストラン船「ロイヤルウイング」。関西汽船が誇る阪神・別府航路の客船「くれない丸」から続く63年の歴史

 北米航路で活躍した貨客船「氷川丸」や日本初の本格的な西洋型帆船「日本丸」といった歴史的な船舶が保存されている横浜港では、船齢60年を超える客船も現役で運航されています。  その船の名は「ロイヤルウイング」(2876総トン)。かつては関西汽船の「くれない丸」(2928総トン)として大阪・神戸と別府を結ぶ瀬戸内航路で活躍していました。  「瀬戸内海の女王」とまで呼ばれた同船には、当時としては最新鋭の技術が詰め込まれており、高度経済成長期の日本を今に伝える動く技術遺産とも言え

2022年の進水船

2022年に進水式を撮影した船舶です。

護衛艦「のしろ」

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日本クルーズ客船「ぱしふぃっくびいなす」