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JAPANSHOP/スーパーペンギンの取組

来週9日から12日まで開催される「JAPANSHOP」に出展いたします。
本記事では今回当社が携わっているJAPANSHOPでの取り組みについて、ご紹介いたします。
今回、当社が関わっているブースは4つ。それぞれにテーマ性を持って挑んでいます。

1.「IDM」ブースの総合プロデューサーとして

西ホールアトリウム入ってすぐにある「IDM」ブースの総合プロデュースを担当しています。
IDMと言う組織をご存じですか?
おそらくほとんどの方が知らないと思います。約3年前に発足したインテリア団体なのですが、実は日本のインテリア界の歴史の中で結構重要な意味を持つ団体なのです。

IDMとは

「IDM とは「Interior Design Meeting 」の略称。日本のインテリア
デザイン系諸団体が協力し、横断的なプログラムを推進する連携
組織です。活動内容は、シンポジウムやセミナーの開催の他、イン
テリアに関する研究会も開設。今回のJAPANSHOP のようなデザ
イン展の企画も行っています。参加団体間の相互理解と信頼を深
める中で、インテリアの重要性を共有し、それを社会に発信する活
動を行っています。プロフェッショナルとして社会的役割を果たし、
併せてインテリア界の活性化・発展を目指す組織体です」

日本にはインテリア関連の団体が数多く存在します。日本インテリアプランナー協会、インテリアデザイナー協会、日本商環境デザイン協会、等々。日本のインテリア界は、これまでそれぞれの協会がそれぞれの中で別々に活動を行ってきました。しかし、3年ほど前から「みんなで集まってインテリア界を変えていこうではないか」という動きが出てきて有志で集まるようになりました。それが「IDM/Interior Design Meeting」なのです。現在日本のインテリア関連団体24団体が参加しています。それぞれの団体から集まった有志によって、これまで様々な企画を行ってきました。2018年には青山のスパイラルで「IDM TOKYO」というイベントを開催。その後、交流会やシンポジウムや、オンラインセミナーなども行われました。これからの日本のインテリア界はこのIDMを核として少しずつ変わっていくと思います。

さて、そんなIDM。今回はこのJAPANSHOPに出展することになりました。テーマは「み_る」。会場のブースには様々な「可能性」を展示しています。それらは、一見これまで見たことのある当たり前の素材だったりしますが、それを今一度しっかりと「みなおし」ていただきたいのです。そして、それら「み_る」ことを通じて、日本のインテリアの未来を考えてほしい。そのように考えてブースを構築しました。

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出展する企業様は合計11社。ちなみに、その中には当社も含まれています。当社が参加している意図は後程。会場内でのこのエリアのテーマは「NIPPON PREMIUM DESIGN」。そこで、こちらには伝統的なものから最新の技術まで様々な素材・商品が置かれています。会場にお越しの方は是非お立ち寄りください。

210306IDMパンフレット_裏(送付用)


2.「細幅織物」をインテリア空間へ

当社の取組、2つ目は「細幅織物」。みなさん、「細幅織物」ってご存じですか?もしご存じなら、きっとアパレル関係の方かもしれませんね。「細幅織物」とは、言ってしまえば「パンツのゴム」、です。他には、服の袖口やウエスト周りのゴムの部分など。アパレルの世界ではとても一般的なものなのです。
常々、インテリアの世界とアパレルの世界がもっと融合したらいいのではないか、と考えていました。以前に比べて、かなり「重なってきた」という感じはしているのですが、それでもどこか、「別世界」のような印象を受けるのは私だけでしょうか。ファブリック又はテキスタイル、この分野についても同じようなことを感じており、インテリアファブリックとアパレルのテキスタイルは、もっと融合していってもよいのではないか、と思います。
もう10年も前のこと、でしょうか。私の会社に、ある細幅織物の産地の方がお越しになり、「インテリアの業界で何かこの細幅織物が活用できないだろうか」というご質問をされました。この時、業界の話をお聞きし、上記のような課題を感じた、という次第です。

この細幅織物。よくよく知ると実に幅が広い表現技法があることが分かります。シンプルでありながらも、その織り方によって様々な表現が可能なのです。私も工場を拝見して、この表現の多彩さはインテリア空間にも転用可能なのではないか。インテリアデザイナーにとって、かなり「魅力的」な「素材」なのではないか、そう感じました。
とは言え、実際何ができるのか、今の段階では全く見えず。・・ということで、今回JAPANSHOPへの出展、ということになりました。今回の出展では、インテリアに携わる皆様に、「こう活用したらいいんじゃないか」「この方法がいい」「ここと相談すればいいのでは」と言ったご意見をいただければと思います。インテリアに携わる多くの方々で、細幅織物の可能性を広げていただきたいのです。この活動が広がれば、インテリアとアパレルがもっと近くなり、双方の産業の活性化にもつながるのではないか、と考えています。
今回のJAPANSHOPでは、細幅織物に関して、アトリウムに2か所展開しています。「IDM」ブースと「石川県ゴム入織物工業協同組合」。IDMブースでは、シンプルな「ゴム入織物」を使用して空間展示を行っています。そして、石川県ブースでは、シンプルに様々な細幅織物の素材をそのまま設置しています。この2か所、是非合わせてご覧ください。
細幅織物のブースは、アトリウム。大きなエスカレーターのたもとにあります。

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※IDM内にある「SUPER PENGUINブース」は今回中村編織さんに素材提供いただきました。


3.展示会集客の知識を伝えるブース

さて、3番目は、当社の出展です。ギフトショーに引き続き、こちらでも出展をいたします。しかも「本気出展」です。今回のブースは、展示会出展ではどのようにすれば来場者が集まるのか、その考え方をお伝えするブースにしました。考え様によっては、これはかなり大胆で冒険的な出展ですよね。。
展示会で集客できるブースの作り方を教えているブース。・・・もし、・・もし、当社のブースが集まらなかったら・・どうしたもんでしょう。そんなことになったらかなり恥ずかしいので、しっかり考えました。展示会場にいる皆様が参考に当社のブースに立ち寄っていただくように。

会場では、そこに立てているブースがどのように考えて計画したのか、その考え方を書いたパンフも製作して配布していますので、会場にお越しの際は是非お取りください。そして、当社のブースを遠くからでもいいので「じっくり」と見てみてください。そうすれば、考え方がジワリと分かって来ていただけるのではないかな、と思います。

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ブースにはこれまでに制作した模型の実物も置いています。また、ここ最近の物件で、コロナ対応をして集客に成功したものや、オンライン対応したブースなどの模型と解説を置いてありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
スーパーペンギンのブースは、西2ホール。西1ホールと西2ホールの境近くにある入口の前にあります。

4.JCD PRODUCT OF THE YEARブース

さて。4つ目はこれもアトリウムにあります。西4ホールに続く大きなエスカレーターの真下辺り。JCD(日本商環境デザイン協会)の「PRODUCT OF THE YEAR BOOTH」です。
JCDとは、日本の商空間に携わる方々が参加する団体なのですが、実は私も正会員として参加しています。

このJCDが主催するプロダクトアワードがあります。これが「JCD PRODUCT OF THE YEAR」なのですが、これの受賞作品を展示してあるブースが本ブースです。

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これは模型写真。当社は今回このブースのブースデザインを担当しています。横並び4小間なのですが、ここに19社が参加している、という点がなかなか難しかった点です。が、なんとか納まりました。会場にいらした方は是非こちらものぞいてみてくださいね。

5.当社スタッフは会場におります

以上の4つを今回のスーパーペンギンは取り組んでいます。
私を含めて当社のスタッフは会期中ずっと会場にいますので、会場で見かけた方は是非お声がけください。また、「是非話したい」という方がいらっしゃいましたら、当社宛にお電話いただければスタッフが対応させていただきます。私はおそらく、自社ブースかIDMブースのどちらかにいます。



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