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個人が上場する時代 エージェントAIの衝撃

こんにちは、ペンギンラボです。

前回、「エージェントAIがGoogleを破壊する」という記事を書きましたが、今回もエージェントAIに関する記事です。


米シリコンバレーの著名投資家Brad Gerstner氏がYouTubeでとても興味深い発言をしていました。

動画によると、エンジニアAIの「Devin」を開発したCognition Labsは、従業員数が18人しかいないのに、数万社と取引をしているそうです。これを可能にしている秘密は、CEOのScott Wu氏曰く、「100体にのぼるエージェントAI」だそうです。

彼らのエージェントAIはプロジェクト全体を請負うことも可能だそうです。これが本当だとすると、相当コスパ良く案件を受注できるでしょうね。もはやQCDのCDはAIに勝てないですね。

しかし、こうしたプロジェクト全体を引き受ける能力を身につけるには、Webには公開されていない「思考プロセス」を学習する必要があります。顧客の課題を分解し、実現性とビジネスインパクトで優先順位付けてスコープを切る、といったプロセスですね。これは人間が頭の中でやる作業なので、言語化が難しい部分です。

有力LLM「Cohere」のAidan Gonzalez氏は、思考のプロセスが言語化されている珍しいデータを探し出して、それを強調し、補完し、合成データを作るという作業に注力しているそうです。

OpenAIのSam Altman氏も、次の同社のLLMを論理的思考面で大きく進化させると語っています

次世代のLLMはこうした思考力の実装が課題になりそうですね。ブレインマシンインターフェイスの技術と組み合わせれば、こういった課題を解けそうですが、そういう意味ではイーロン・マスクが有利なのかも!?

いずれはこうしたエージェントAIを使って、小規模なビジョナリーカンパニーが台頭し、上場していく世の中になるかもしれませんね。GAFAMの敵は、思わぬ所から現れるかも!?

面白い時代になりそうです。以上、ペンギンラボでした。最後までありがとうございました!