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2014年11月、アメリカ・ラスベガスとアリゾナでの日記

「この先300キロ、道なりです」っていうナビの案内を聞いたのはあとにも先にもこの時だけです。広大な大自然のなかを延々とドライブ。真っ暗な夜道でバッファローの大群と並走。人生最高の星空をふたりっきりで眺める。などなど数々の経験をさせてくれた5日間でした。

ラスベガス&アリゾナ5日間!―道を作ってくれた先人に感謝!
LAS VEGAS & ARIZONA 5DAYS – THANK YOU FOR THE PEOPLE WHO BUILT A ROAD!!!

はい、どーも。ラスベガスのギラギラネオンを見て実家の近所のパチンコホームランを思い出しました。香川県丸亀市土器町育ちのロッペーです!
ボンジョ——————————————————ルノ————————————————————————————————————————!!!!

ロサンゼルス空港で、でっかいフォードを借りてただひたすら広大なアメリカをドライブしまくった5日間。グーグル先生によりますと、

初日、ロサンゼルスからラスベガス 271マイル
2日目、ラスベガスからグランドキャニオン 275マイル
そして、グランドキャニオンからペイジ 134マイル
3日目、ペイジからカナブ 74マイル
そして、カナブからアンテロープキャニオン経由ナチュラルブリッジ 266マイル
さらに、ナチュラルブリッジからブランディング経由ペイジ 236マイル
4日目は超近場のアンテロープキャニオンのみなのでノーカウント。
そして明日、5日目はペイジからラスベガス経由で一気にロサンゼルス 541マイル
トータル1797マイル。

1マイルは1.6キロなので2875キロのドライブ。指宿から稚内まで高速走ってもまだちょっと足らないくらいの距離です。アメリカってほんとでかい。

それにしてもHer☆zさん。ネットで一番小さな安い車を予約したにも関わらず、ナビ付きがないとかで2ランクアップ。値段交渉したもののなかなかの予算オーバー。しょうがないのでセルシオ並みの高級フォードでアリゾナまでぶっ飛ばしました。くっそーーーーーーーーーーー!!!!!

「Never Lost(迷わないぞうくん)」というふざけた名前のHer☆z専用
ナビがまたやってくれます。行ってみたら通行止めで100キロ戻るとか、最短距離こっちですとかいって崖っぷちギリギリを車一台の幅でヘアピンカーブ繰り返しながら登るオフロードを案内されたりとか。なにがNever Lostじゃ!金輪際、Her☆zじゃ絶対レンタカー借りないからな!と固く心に誓いました。

さてさて、それにしても感動したのがアメリカの道路。うちの親父が舗装屋さんで働いてるというのもあってちょっと人より道路に思い入れがありまして。
大都会ロサンゼルスからは5、6車線のぶっといハイウェイ。都心はしっかり立体交差もあり、そして夜の渋滞風景は観光客気分の僕には美しくもあり。

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ロサンゼルス郊外にでてもそのハイウェイが荒野の中をずーっと通っていました。右も左も荒野。ただまっすぐ道があるだけ。たまにぽつんと現れる小さな街を通り過ぎ、いきなり出現したラスベガス!

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翌朝ラスベガスを早朝に出発。さらに荒野を進み、ルート66へ。

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国道66号線はアメリカ合衆国中西部・南西部の8州を通り、イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンタモニカを結んでいた。全長3,755km(2,347マイル)におよぶこの国道は連邦最初の国道の1つとして1926年11月11日に創設された。(Wikipedia「国道66号線」より)
※1926年=昭和元年。森英恵さんが生まれた年でもあります。

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ぐんぐん進んでグランドキャニオンに向かう途中でもごっつい岩の真ん中を切り開いたり、山の端っこ削ったりしながらひたすら荒野の中を道が通っていました。グランドキャニオンやナチュラルブリッジの周りも綺麗に舗装された道があり、うさぎや鹿や牛や馬、大きなヘラジカやバッファローが歩いていました。

ペイジで泊まったホテルのそばには、これまたでっかいダムが。そしてその横にかかった鉄橋。足がめちゃすくむほど切り立った崖に直接はじっこがぶち込まれていました。ダムの上にはサンクスギビングのメッセージ「Seasons Greetings」とひとこと。

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山を切り開き、森を切り開き、暑い中も寒い中も掘り起こした土をならしてアスファルトを敷き詰めて道を作ってくれた人たち。大きな峡谷にがっちりと鉄橋をかけてくれた人たち。荒野の真ん中に街を作ってくれた人たち。絶景までのルートを苦労して整備してくれた人たち。みなさんのおかげで僕たちはこうやって旅することが出来ているんだということをひたすらフォードで走りまくりながら考えていたのでした。


11月25日、今日の感謝。
いつか僕も自分の後からくる誰かのために役に立つ道を作れるような人になります。ほんまありがとうございます。

こんな場所に道を通していった人たちのことを考えると身震いしてしまいました。うちの父親は香川でアスファルト舗装の会社にいましたので、道路を造ることの大変さは少しわかってると思います。それをこの荒野のど真ん中で。。。暑かったし、寒かったし、苦しかったし、でも、仕事のあとのビールは最高だったんだろうな。。。改めてすごい仕事だと思いました。

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子育てしてる大人たちが心からリフレッシュできる飲食店を作っていきたいと思っています。応援してくれたらとってもうれしいです。