絵本探究講座第3期(ミッキー絵本ゼミ)第1回目振り返り(4/22)

私は2期から参加させていただいている、ミッキー絵本ゼミの第3期が始まりました。
またこちらの絵本アカウントで振り返りをしていきたいと思います。
課題として書いていたこちらの記事を見つけていただき、ミッキー絵本ゼミに興味を持ってくださった方がご連絡をくださって、すごく嬉しかったです。
連絡くださった方は諸事情で3期は難しく、4期には参加したいということでしたので、私も4期までがんばって続けていきたいと思います!

自己紹介の1冊と今期の目標

私が自己紹介の1冊として選んだのが
『オレンジいろのペンギン』
葉 祥明 絵・文
佼成出版社

Amazon.co.jp: オレンジいろのペンギン : 祥明, 葉: 本

真冬の南極大陸のど真ん中で子育てをするコウテイペンギン。
ある日、オレンジいろの卵が生まれます。
中から出てきたのもオレンジいろのペンギン、ジェイムズ。
吹雪が何日も続き、ペンギンのひなたちは、あまりの寒さに耐えられず、次々と倒れていきます。
そのとき、強い風が吹き、雪が吹き飛ばされるとジェイムズのオレンジが明るく輝き、周りをあたため始め、春がやってきたような暖かさになります。
変わったオレンジいろのペンギンがみんなの役に立つところが、自分もそうありたいなと思い、こちらを選びました。

2期は、絵本の知識も少ないし、とにかく絵本をたくさん知ろうと思って、参加しました。自分のことで精一杯でした。
3期は、FAという立場になり、自分の学びももちろん大切ではありますが、それだけではなく、特にチームの方々と学びが深められるように配慮できるようになりたいです。広い視野でチーム全体に目配りできる人間になるのが目標です。チームリーダーとして引っ張っていくのではなく、それぞれが良いところをうまく活かしあえるようなチームになるよう、支えていきたいです。

チーム5のメンバーの1冊

事前に選書していただき、グループスレッドで紹介してくださっていた絵本です。

『あなふさぎのジグモンタ』作:とみながまい 絵:たかおゆうこ ひさかたチャイルド 2020年

『ひとりひとり』詩:谷川俊太郎 絵:ふくだとしお 成美堂出版

『さくらのふね』作:きくちちき 小峰書店 2023/2/25

『まいにちがプレゼント』作・絵:いもとようこ 金の星社

『70センチの目線』著:小竹めぐみ 小笠原舞 小学館集英社プロダクション

それぞれの選ばれた理由にすごく感動しました。5月に顔合わせ&勉強会を行うので、そのときに改めてそれぞれからお話を伺いたいと思います。それまでに読んだことのない絵本はなるべく読んでおくようにしたいと思っています。

チームブレイクと発表

私のチームはなんと、私以外全員欠席ということで、ブレイクタイムはチーム3に混ぜていただきました。

チームで一人というのはさみしかったですが、FAの役割を学ばせていただきましたし、他のチームの方のお話を聴くことができるのは、なかなかレアで貴重な機会となりました。

コールデコット賞について

選考は全米図書館協会。
アメリカで出版された絵本のなかで、もっともすぐれた作品を描いた画家に対して贈られる賞。

参考になるもの
『ベーシック絵本入門』生田美秋/石井光恵/藤本朝巳編著、ミネルヴァ書房、2013 →巻末にコールデコット賞の受賞リストがある。
『絵本BOOKEND2019』絵本学会発行、朔北社販売 →19年がコールデコット賞の特集 →網羅はされていない
やまねこ翻訳クラブ資料室 →世界の賞の速報が出ている
やまねこ翻訳クラブ (yamaneko.org)

alscの本サイトは審査員の講評がある。
Randolph Caldecott Medal | Association for Library Service to Children (ALSC) (ala.org)

その国の言語でないと情報は取れない。
日本語で得られる情報は限られている。
翻訳されているものは少ない。

考えたこと

  • 日本語で得られる情報は少ないので、外国語のものにも恐れずに触れるようにする。→これはすべてに通ずることで、情報を得るためには簡単に手に入るものだけ満足してはいけないと感じました。

  • これから参考文献やコールデコット賞などの選考基準、なぜこの絵本が選ばれたのかを調べていきたいです。剣淵では「けんぶち絵本の里大賞」という絵本の館の来館者が投票する賞がありますが、素人が投票するので、その評価はもちろん信用できるものではないです。どんな賞がどんな観点から選ばれているのか、興味を持ったので、まずはalscのサイトをよく見てみます。

  • 絵本なら絵もあって、原書でも読みやすいと思うので、原書にもトライしていきたいですし、スペイン語絵本の翻訳をやりたいと思っているので、日本語に翻訳された絵本の原文と日本語訳を比べ、翻訳とはどのようなことなのかをスペイン語だけでなく、英語や他の言語でも見ていきたいと思います。

参考文献に
『センダックの絵本論』モーリス・センダック 著 脇明子・島多代 訳 岩波書店、1990
『はじめて学ぶ英米絵本史』桂宥子 編著 ミネルヴァ書房、2011
を借りてきたので、読んでみます。 



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