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ナイアシン過剰摂取(1日2,000mg)が原因で嘔吐したかもしれない

2年ほど前から健康食品や化粧品などを扱うアメリカの通販サイトiHerbを利用し始め、同時にサプリメントを色々と試すようになった。変化はあるが、毎日摂っているのは6〜7種類ほどでそれほど多くはない。

ナイアシンのサプリメントは、糖質制限ダイエットや栄養療法を実践している人たちの間では知名度が高いと思う。
私の場合はダイエット目的ではなく、花粉症と睡眠障害に対する改善効果を期待して服用を始めた。

iHerb購入品(ナイアシンとメラトニン)

ナイアシンはニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で水溶性のビタミンB3のこと。タバコのニコチンとは別物で毒性はない。

サプリメントでは「ナイアシン」「ナイアシンアミド」として販売されている。ナイアシンアミドはマイルドに作用しナイアシンフラッシュが起きにくい。

ナイアシンのサプリメントは100mgと500mgの2種類が購入できる。主な販売メーカーは、ナウ・ソラレー・ネイチャーズウェイ(100mgのみ)があり、全て試したがナイアシンフラッシュの起き方などに違いを感じた。

ナイアシンフラッシュは抹消神経が拡張するときの反応でピリピリとした感じとともに肌が赤くなる。
個人によってこの反応の起き方には差があり、基本的には危険な反応ではないとされているが結構強烈なので、いきなり500mgから服用するのはやめた方が良いと思う。

私はナイアシン100mgから始めて200mgでナイアシンフラッシュ→300mg→400mg→500mg…と徐々に増やしていった。
1日に昼食時500mg・夕食時1,000mgの合計1,500mgを服用してもナイアシンフラッシュすることもなくなり安定していた。

そのため昨年12月から花粉シーズンに備えて昼食時も1,000mgに増やし、1日に合計2,000mg摂り始めたのだが、これが良くなかった。

だんだんと夜間に胃の不快感や強い吐き気が起こるようになり、吐き気止めで誤魔化していたが、とうとう先日嘔吐してしまった。幸い早朝に一度起きただけで済み、その後は回復も早かった。常温のグリーンダカラが美味しかった。

フリウェルLD(保険適用の低用量ピル)を服用し始めたときの感じと似ていたので、ナイアシンのせいとは考えていなかった。もう11シート目なのに副作用が復活するなんておかしいな…そのうち治るはず、と呑気に思っていた。

ナイアシンを昼食後に500mgのみに減らしてからは夜間の吐き気はなくなった。

ナイアシンを2,000mg(ナイアシンアミドは3,000mg)以上摂ると、消化器官や肝機能障害の副作用の危険があると知りつつ、今までなんともないので大丈夫と油断していた。無知と同じくらい過信も危険だと反省。

ちなみに「花粉症などのアレルギー症状対策に効果はあるのか?」ということに関して書くなら、あると思う。

ナイアシンの服用を始めて約1年後の昨年2021年1月に耳鼻科で血液検査を受けてアレルギー反応の値を調べた。過去に受けた結果と比較してみる。

アレルギー(花粉症)の血液検査結果

非特異的IgE
88→50.6

スギ
42.9(クラス4)→14.5(クラス3)

ヒノキ
2.65(クラス2)→2.04(クラス2)

どの値も下がっている。特にスギ花粉に関しては大幅に改善したと数値的にはいえると思う。

実感としては毎年2月〜4月まで花粉症の内服薬、点鼻薬・点眼薬も処方薬を使っているので、症状が劇的に改善したというほどではなく「なんとなく軽く済んだかな?」というくらいだった。目の痒みは相変わらずひどく、ステロイドの点眼薬を使用した。

それと前回の結果は2007年に受けたときの数値なので、ナイアシン以外のなにかによって改善されたということもあるかもしれない。
特別ヨーグルトを食べたり腸活をしたりということはしていないので思い当たるのはやはりナイアシンなのだが断言はしにくい。

今年も受けてみるとより確信に近づけそうだが、アレルギーの血液検査はなかなか高額で5千円ほどかかるので毎年はもったいない。また数年後にできたらと考えている。

この血液検査を受けるまでは今回のような過剰摂取はしていなかったので、花粉症のアレルギー症状改善なら1日500mg以内で十分かもしれない。肌がつるつるになったのも実感できる。

吐き気も嘔吐もかなり辛いので過剰摂取は当分止めておく。

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