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バオ #6毒グモとの決戦

バオ#5の続きです!

でも、毒グモもバカじゃない。すぐに避けで、長い足を振り上げてくる!
僕はその大きな足を斬った!
でも…
「え!?」
しばらくして、ボコッ、という音がしたかと思うと、また足が生えてきた!
「不死身!?」
何度斬ってもすぐに戻る。その繰り返しだ。
ぶしゅっ!
ビチャッ!
これはクモの血なのか、青い液体がかかってきた。
「ひっ!」
噛まれたら終わる!
ならせめて攻撃を抑えるのみ!!!!!!!!!!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
しばらくすると、だんだんクモの動きが鈍くなってきた。
(よし!いける!)
油断大敵と言われる。
僕の場合もそうだった。
僕の体に、長い足がぶち当たった。
「ぐえっ!」
僕の体は弾き飛ぶ。
その間に、クモはそこらへんの木の木の実を食べている。あれで回復しているんだと思う。
(くっそう!こんな時に殺虫剤があれば!)
こんなクモもイチコロだ!
「あ!殺虫剤!」
おばけの世界の殺虫剤には、『ムシコログサ』という草が使われていると聞いたことがある。この草は、おばけには全く害はなく、虫が埋まるぐらいその草を乗せると、殺虫剤と同じ働きをするらしい。
運よく、この草はそこら中に生えている。
「これで…」
僕はまずクモに慎重に近づいて、いちばん太い足に地面ごと剣を刺した。
「これで動きは止めれる!」
ぎゃあああああああああ!
クモの悲鳴に背を向けて、僕はムシコログサをありったけ集めた。
「それ!」
ばさっ!
「まだまだ!」
ばさっ!
ばさっ!
ばさっ!
ばさっ!
ばさっ!
「よし!」
埋まった!
ああああああああああああああああああああああああああ!
ばたっ。
クモはすっかりのびてしまった。
「やったあ!」

こうして、クモを退治することができた僕は、新たな仲間に出会ったんだ…

続く

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