【日記】2024年7月1日~31日
7月1日
映画「十二人の怒れる男」を見る。うちの親戚が裁判員に選ばれて…という手紙が来たと言っていたのだが、それからどうなったのかわからない。
7月2日
「お仕事漫画のコーナー」に「ナニワ金融道」が並んでいるのを見かける。
7月5日
頭の中では「良いアイデアが浮かんだな~」と思っても、いざペンを走らせると凡庸、ということが多いことに気づく。
7月7日
東京都知事選挙の投票に行く。3年前、美学校の課題として小池百合子をモチーフに制作したのを思い出す。作品は掲載できない(グロテスクとかそういうものではないが、ほんのり嫌な予感がする)。
7月8日
トイレで過呼吸を起こす。ここに至るいきさつとは。
この日は酷暑で、外歩きから帰ってきたところ朦朧としながらも、排便したくトイレに駆け込む。だが便秘気味であり、エアコンのない狭小空間ゆえ踏ん張るたびに汗が吹き出て、だんだんと呼吸が苦しくなる。ついにドアを開けて空気を入れ換えてしまった。諸氏も気をつけるべきだ。
7月9日
サンシャインビルの展望台に登る。
自分だけなのかもしれないが、エレベーターに乗っているとき、録音ボイスで「誤解(五階)です」と言われている気がしてしまう。
7月12日
海外のT・REXのドキュメンタリーを配信で見る。字幕はAIによるもので、歌詞が良い具合に表示される。「サマータイム・ブルース」も良い感じだったはずだが撮影し忘れた。
7月15日
ノラ・ジョーンズの親がラヴィ・シャンカールであることを知る。
7月18日
バイデン大統領が2期目を目指す次回の大統領選出馬を辞退。やはり3年前、美学校の課題としてバイデン大統領を描いたことを思い出す。ホワイトハウスにホワイト・アルバムがどんどん届けられるというしろもの。
7月19日
初制作の画集ZINE「JAZZ」を町田にある書店ユリイカ様に納品。この一連の流れひとつ取っても、自信をもつことが大事だと痛感する。
7月20日
久しぶりに「時計じかけのオレンジ」を見る。途中「マジカル・ミステリー・ツアー」、「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」、「原子心母」のレコードが映ることに気づく。
自分の下書きしていた絵が「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」をモチーフにしていた(ボツになる)。
7月23日
「D.O.A」という英国パンクのドキュメンタリー映画を配信で見る。シド・ヴィシャスとナンシーがしゃべっているシーンを初めて見る。シドが朦朧としていて返事もろくにできず、ナンシーがイライラしている。よく見るとシドの右腕に絆創膏が貼ってある。
7月26日
中野にあるタコシェ様にZINEを委託販売。
滅多に寄らないレコード屋へ。店員が電話で怒鳴り散らしている。久しぶりに見る光景。Earth Wind & Fire初期作、国内盤のような値段が付けられていたがUKオリジナル盤。かなりラッキー(みっともない話ではあるが、現場にいるとこういう発掘体験が楽しい)。
その他、100円で「夢見るシャンソン人形」日本語版を購入。帰宅後に、この日がパリ五輪の開会式と知る。
7月27日
伊丹十三監督作「お葬式」を見たあとに松田光市さんの単行本「運命」を読み、妙に地続きな空気を感じる。
地域の盆踊りを少しだけ見に行き、太鼓に凄腕の女性現る。所作だけで手練れていることがわかるが、リズムと旋律を自由に行き来する技術は、ニューオーリンズのミーターズに符合する。
7月に描いたイラスト
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