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とても寒い日にどうしても聞けなかったこと。

明日はとても寒くなるらしいですね。

隣で暮らしている大家さんから「明日の朝、ガスの給湯器が凍るかもしれないから種火をつけておいてください」とメールが入る。
種火ってなんや?と思いながら、承知しました、とだけ返信して、仕事に戻る。
そして今、その種火のことを思い出し、種火が何なのかわからずクヨクヨしている。

わたしにはこういうことがわりとよくある。
その場でパッと無邪気に聞いてしまえば、のちのち何倍も何十倍も楽なのに一旦蓋を閉める。そして聞かなきゃ、聞かなきゃと思いながらなかなか言い出せない。

この時間に大家さんに再度メールを送り、
「ところで、種火ってなんっすか、、??」って聞くべきか。

文明の力、ネットに「ガス管 凍結防止 種火 どうすれば」と打ち込むと、たぶん正解らしいものがいろいろ出てくるものの仕事を終え灰と化した脳みそが種火のことを考えるのを拒否している。

もうすべてがめんどくさい。
すべて投げ出してしまいたい。
明日ガス管が凍ったって知るもんか。
きっと、いつかは雪溶けがくるだろう。

ついでにいうと、大家さんにカミングアウトしなければならないことがもうひとつある。
家のエアコンのリモコンが使えない。赤外線がバカになってるのか作動しない。
部屋がとても寒い。これで明日ガス管が凍ったらヤバいんではないか。
でもお布団はあったかいから、もういいか。

すぐ解決しないこのよくないクセのせいで、なんだか心の奥の方に澱のように溜まっている忘れたフリをしていることがたくさんある。

わたしわかりません!って元気に、大きな声で言えたらいいんだろうな。明日種火についてもう一度聞いてみようと思う。

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