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私が株式投資を始めた理由

ブラック企業からの脱出と投資の始まり

当時私の勤務先は「3K」と呼ばれるブラック企業で、月の残業時間が平均で120時間以上、時には年に2、3回、160時間を超える月もありました。なんと最高記録は200時間超えです。
帰宅はいつも23時過ぎで、子供と会えるのは朝だけ、遊べるのは土日のみでした。ある日、子供から「また来てね!」と言われ衝撃を受けました。その衝撃は今でも鮮明に覚えています。

この過酷な環境から抜け出すために、2002年に楽天証券で株式投資を始めました。専業ではなく、仕事があるために常にモニターを見ているわけではありませんでした。最初の投資資金は20万円で、購入できる株は限られていました。信用取引は怖くてできなかったので、現物取引のみに徹し投資対象は、1000円以下の株を3~5銘柄でした。

初期の投資と苦戦

素人が手を出して簡単に利益が出るほど株式投資は甘くありません。株を買うと株価が下がり、利益が出ればすぐにチキン売りというサイクルを繰り返しましたあげく資金は減り、追加投資は20万円、30万円、50万円と加え、総投資額は100万円をかるく超えながら、株式資産は50万円程度に減少し、負け続ける状況でした。でも時折、数万円の利益が出ることもあり、投資を止められませんでした。

勉強の必要性と成長

しかし、子供の教育資金に手をつけるわけにはいきませんでした。このままではダメだと感じ、株式で勝つためにはもっと勉強が必要だと考え、少しずつ株式の勉強を本格化させながら、投資を続けました。毎月負け続けても、膨大な残業で得た残業代で資金を補充できたので。

技術革新と投資の合理化

2006年、少しずつ利益が出るようになりました。きっかけは、楽天証券の新機能であるマーケットスピードRSS(現在は使用していません)でした。この機能を利用することで、株式の情報をリアルタイムで受け取ることができ、それまでは、昼休みの30分間(12時から12時半)が唯一の取引可能時間でしたが、RSSを利用することで、仕事中でもこっそりと株式が監視できるようになりました。私はこのRSSをエクセルのマクロに組み込み、仕事中でもモニターの片隅にエクセルを置いて休憩時間に取引を行うことができました。少しずつ勉強を続けながら投資をするうちに、利益が出始めるようになりました。

そして、リーマンショックが起こりました…




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