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今年の灌仏会は熱い!

大阪や東京など7都市で、緊急非常宣言が出て、思うように外出ができない。

娘の通っている学校は、仏教系の学校なので、本来ならお釈迦様のお誕生日を祝う「灌仏会」を行う。盛大に行う学校と地味に行う学校に別れるが、娘の学校では、入学生のことを考えて5月に保護者(希望者のみ)を招いて、灌仏会を行う。

灌仏会とは、お釈迦様のお誕生日に、お釈迦様の像に甘茶をかけるという行事である。生まれた時に甘露の雨が降ったことから、甘茶をかけるのが決まり事になっている。

今年は、Twitterである浄土真宗本願寺派のご住職がある企画を立てた!

なんと、特定のツイートをリツイートしてくれた回数分、お釈迦様に甘茶をかける「ネット灌仏会」を企画してくれた。

今日の午後12時までのリツイート数が約3万に達したので、約束通り3万回、お釈迦様に甘茶を注ぐことになった。

この様子は、YouTubeライブで配信されて、今私がこのnoteを書いている時点で、3028回灌仏している。

本山に問い合わせもあったそうだが、午後2時からスタートした。最初は一つの柄杓だけで甘茶をかけていたけれど、さすがにペース的に難しくなって、二つの柄杓で灌仏を続けている。

かけながらも、説法を混ぜたり、滅多に聞けないお話などを入れながらなので、退屈ではない。

私は高校がお寺直営だったから、こういう行事があって、抵抗感はなかった。そして娘も毎年の行事なのですっかり慣れている。

ただし、私と娘は、かなり前にカトリック信徒になった。私は持病が重くなって辛くなった時、ちょうどカトリック系の幼稚園でのバザーを見かけて、思わず泣き叫んで、悩みを聞いていただいたことから、カトリック信徒になり、娘は自動的に幼児洗礼を受けた。

ところが、中学受験時にカトリック系の学校にいくかと思ったら、「私はカトリック系の学校は行かない。仏教系か宗教なんか関係のない学校がいい」といった。

理由は「日曜学校と同じことを学校でするなら行かない」だった。それから、学校選びは娘の気持ちと何をしたいかを大切にして、今の学校にした。

入学後、自分がカトリックであることで変な目で見られることはないし、宗教の先生からいろいろと質問を受けたりで楽しく過ごしている。

逆にカトリック系にこだわる必要はなかった。

ちなみに、今もまだご住職は甘茶をかけている。特別ゲストで、お経の読み上げがとても良いご住職をお招きして、私も聞いたことがあるお経を読み上げている。

緊急事態宣言が出て、イライラしていた。主人の会社のことや娘の学校の対応などで、不安はあって、神経が擦り切れていた。

教会は、人が大勢集まるからと閉鎖になっているし、お祈りを上げに行くこともできないし、外出も控えているしで、イライラ度がますばかりで辛かった。

とんでもない企画だけれど、お経を聞けたり法話を聞けたりと、私は密かに嬉しい。仏教系の学校に通ったという経歴と、仏事は慣れているので、気持ちが安らぐ。とても不思議。

何時まで続けるか謎だけれど、無事に終えることを祈っておこう。

頑張れ、ご住職!

【追記】
昨日(2020年4月8日)の夜で、ようやく2万回。体調面などから、今日(2020年4月9日)の午後2時から残り1万回を甘茶かけを行うと決まりました。

日にちを変えて、2020年4月9日の午後2時から残り1万回分の灌仏会を行い、夜に達成しました。最後の一回は、ご住職の息子さんが灌仏しました。達成後、どこからかお電話が入った後、Twitterでのお礼を述べられています。しかし、本山からお叱りを受けていないかなぁとは心配しています。

多分、大丈夫だということで、後日談をお伝えできれば、改めてお知らせします。

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