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豆腐メンタルな私がやっと硬くなってきた話

病気のせいもありますが、私の精神力って基本は「豆腐並みの弱さ」であることです。
出産するまでは、豆腐でもなく何に例えるでもない、メンタル面がありました。要するに、自覚することがなかったわけです。

変化を起こしたのは、出産後。
難産で産んで、初めての子育て。もういろんな情報や厳しい指導で、憂鬱になるし、産後働くところを確保していなかったので、ずっと孤独でした。
ついには、うつ病を発症し、今に至るわけです。

その後、症状の悪化で、実家近くに引っ越すわけですが、友達がみんな地元を離れていて、さらに落ち込むという「絹ごし豆腐よりも弱いメンタル」を誕生させました。

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しかし、「豆腐メンタル」と名乗っていることができなくなりました。
それが、子供の小学校時代と、私が物書き業を始めてからのこと。

小学校に進級してからは、いろんな家庭のお子さんと一緒に勉強するので、
友達どうしのトラブルに巻き込まれて、泣いて帰ることがあれば、テストん結果で一喜一憂することもありでした。

中学年までの担任の先生はよかったのですが、小5・6の先生は理不尽な対応で、かなり困りました。(いじめに関するトラブルがあったのに、何も責めがないのも問題なのですが)

さらに、物書き業をちょうど小5の時から始めたのですが、ここでも「豆腐メンタル」が作動して、一旦物書き業から去ったことはあります。
どこにでも困った人はいるもので、今でこそ、「何言ってんのや?」と冷静に見れるようになりました。始めたての私は、耐えきれず逃げました。

一旦やめてから、半年後。
「もう一度、頑張ってみたい」というわけで、物書き、いわゆるライター業に戻りました。

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ライター業に戻ったけれど、子どものいじめ問題、中学受験問題と並行しながら、仕事を再開させるという、かなり精神面に負担をかけることをしました。

中学受験を目指したのは、「地元の小学校に進級すれば、いじめたクラスメイトがいる」という単純な面はありますが、引っ越ししてから、あまりいい評判がないという理由で、出遅れたものの頑張りました。

ライターでの失敗と成功は勉強になり、絹ごしから木綿豆腐に昇格し、いじめ問題と中学受験問題で、カチカチ豆腐に進化しました。

私が壁になって、学校と対応しなければならなかったし、仕事で理不尽な理由での修正などに、対応する力が必要になったから、カチカチ豆腐に変化をしなければいけなかったというのはあります。

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子どもは、結局不登校にさせて、中学受験をして合格しましたが、塾でしっかり相談して、フォローしてもらったおかげで救われました。
私一人では無理な点はあるので、仕方ないでしょう。

不登校にさせることは、かなり勇気は必要でしたが、そうすることでしか子どもは救えないという、決断でした。
今振り返ると、子どもからは「あれでよかったよ」とあっさり言われました。その代わりに、今は元気に友達ができて、明るい笑顔で学校へ通っています。

私はというと、今は資格関係で仕事を減らしていますが、機会があれば、応募したりはするんですけど、残念ながら今続けているところのみです。

仕事が少ないのは、ちょっと寂しいけれど、「チャンスはいつかやってくる」とカチカチ豆腐の精神で、今は栄養を蓄える機会と考えて、空き時間にできることにチャレンジしています。

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絹ごし豆腐からカチカチ豆腐へ進化するのに、長い年数はかかります。
人は変わることはできるんです。
正しい方向に向かって、進化するということはいいこと!

進化の仕方を間違えれば、誰も買いたくない豆腐に変化してしまいます。
たまにそういうことはあるけれど、人間の精神は、また違う。
リフレッシュ機能があるから、またフレッシュ豆腐に変われる。

そう考えれば、「豆腐メンタル」っていうのも悪くない話ですね。

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