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【日々のつれづれ】振られる時は大抵格好悪いに決まっている

こんにちは。みよよです。毎週三連休ならいいのにと思う今日この頃。

最近友達に勧められてSpotifyの無料サービスを使っています。洋楽とか最近の曲分からないので、ひたすら平成の古い曲のセットリスト聴いています。

先日仕事で辛いことがありました。営業という仕事は、人と人とのお付き合いがある以上、自分の思う通りに物事が進むとは限りません。
そんな時、片田舎の道をとぼとぼ歩きながら少しでも気を晴らしたくて、自分の運試しみたいに励ましてくれる曲に当たることを祈りながらSpotifyをセット。
そんな凹んでる時に流れてきた歌詞。それは。

「格好悪いふられ方♩.。二度と君に会わない♩.。」
「大事なことはいつだって、別れて初めて気がついた♩.。」

おおおおおお凹んでるときになんだこのどストレートな曲、、

私はこの時初めて知ったのですが、それは大江千里さんの「格好悪いふられ方」という曲でした。1991年発売。

ちなみにこんな素敵な歌、私が聴いてたら絶対に知っていたのになぜだろうと思い1991年発売のCDオリコンランキング調べてみた。

良い歌溢れすぎてるよ!そりゃ知らないはずですわ…恐るべし、1991年。小田和正、チャゲアス、槇原敬之、きょんきょんとか、、てか全員凄い。。。


ということはおいておき。格好悪いふられ方を聴いて私は号泣はしたものの、そのあと何回か聞いていくと元気が出ました。何だろう失恋の歌って復縁したいわって未練がましいか、あなたに感謝しているわありがとうって嘘つけそんなこと思ってないだろ(少なくとも私は思わない)って個人的には感じる歌ばかりで全然共感できなかった。
でもこの歌は違う。とっても未練がましいけど清々しい。そして前を向いている。

きみが欲しい いまでも欲しい
きみの全てに 泣きたくなる

と今でも自分の気持ちがあるということを認めているものの

ふられることに 慣れるのさ
高い空見上げつぶやいた

って結局ふられることに慣れるしかないんだよね、失恋って結局そんなものよねって前を向いている。本当にその通りだなとしみじみ。

去年から今まで私はびっくりするくらい振られまくっている。そして心が疲れて婚活はストップしてしまった。なぜ心が疲れてしまったんだろうって思ったけれど、相手のお断り文句をそのまま真に受けて、自分に欠陥があると思い込んでしまったから。
話変わって、先週婚活パーティーで出会って、一緒にご飯に行きませんか?という人を私は断った。ご飯行ってからでもいいかなあと思ったけれど、時間を捻出するのもちょっと難しくてお断りした。
理由はまあ色々ある。そもそも40歳までの年齢制限があったのになぜかその人は43歳だったし、毎日「残業が辛くて」と連絡をくれたんだけどたまたまその時期繁忙期で私のほうが辛かったし、「今日の手作り夕飯は何ですか?」と聞いてきて、ハードル高そうだなあとか、まあ色々。ただ確実に言えることがあった。

もう会いたくない!

という訳で「価値観が違うと思いました」という超ぼんやりした理由でお断り。もし私のお仕事が暇だったら、残業の話を聞いてもイライラしなかったかもしれない。年齢が35歳だったら頑張ったかもしれない。もっと話したらいい人でとても好きになるかもしれない。けれど私の中で「もう無理だ」という決意は揺らがなかった。なので適当に断れそうな理由を言った。

そこで気づいた。私は断れればなんでもよかったということに。そして私を断ってきた男の人も同じだったんじゃないかって気づいた。

何で私はいちいち断ってきた人の言葉を真に受けていたんだろう。多分自分に言い訳が欲しかったんだ。「一緒にいるのがストレスだ」とか「本音を言ってくれない」とか「しぐさがあまり好きじゃない」などなど何それと思うお断りは数知れず。その人たちの言葉を真に受ければ、私はそれ以上考えずに済む。思考停止して泣いてすっきりした頃には忘れる。だからいちいち真に受けては凹んでいた。

けれどふられる理由の中にもちろん真実はあるかもしれないけれど、大事なことは「私は振られた」つまり「一緒にこれ以上いられません」という結果なのではないか。

そもそも振られることなんて格好悪いに決まっている。それを「ひどい、私って不幸だわ」って泣いて美化したところで格好悪いもんは格好悪いのだ。

そうだ、私は格好悪いのだ。認めなさい、という話。

だけど格好悪いことを積み重ねていれば、格好良いことは1回は起こるかもしれない。大江千里の歌にも
「いろんな人を好きになり おそらくぼくは結婚する」
って歌詞がある。そう、振られる先には1回の、でも本当に何百回分の素敵なことがあるかもしれないと願う。

だからたくさん振られたけれど、そのたびに泣きまくって声も枯れて私の自慢の肌がボロボロになったけれど、これからは泣いて美化するってことはしない。ふられる理由はきちんと聞く。もちろん聞くし、参考にするけれど全てにはしない。そのほかに自分が踏んでいたステップで何がうまくいかなかったのかを自分の頭で考えたい。例えば出会いの時に聞く情報量が少なかったのか、それとも自分の提案力がなかったのか、そもそもターゲットが違ったのか。格好悪いことを認めて、少しでも格好よくなるために何が出来るかを考えよう。格好悪いなりに前に進んでいきたい。

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