【詩】夕暮れ
あたたかい夕暮れの日差しが
とぼとぼと歩く僕を包む
認められたかった僕を
疲れてしまった僕を
じんわりと優しく
心に荒ぶ蒼い風も
そのまま溶かしてくれないかな
一生懸命一生懸命
一生懸命
やってきたのに
僕はそんな僕も
嫌いではなかったのに
選びたくない選択肢の前で
今は体操座りしている
地獄への時間を指で数えながら
もう、堕ちてるのに
こんなに美しく照らされても
その一部になれない僕はもう
世界の爪弾き
照らさないで
影ばかり見てしまうから
愛の歌でも聴きながら
悲しみでも背負って
また歩くのさ
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