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見た目だけの箱根駅伝2023見どころ<総論>

あけましておめでとうございます。

毎年「もうやめようかな〜」と思うこともあるのですが、しばらくぶりに会った人に「あれ楽しみしているんですよ〜」と言われることがよくあります。酒飲みながら美しい若者を愛でるのは最高ですからね。この心持ちを共感できる人がいる限り、頑張って書きたいと思います。うれしい。

さて今年も、見た目“だけ”の箱根駅伝の見どころ、本当に本当にそれだけ、そして偏見と好みに満ち溢れた暴論をお送りします。昨年後半からパーソナルジムに通って筋トレ始めて、若干筋肉マニアになっておりますため、今年はちょっと違う視点も入るかもしれません。

よく考えると原稿書いて飯食っているのに、一年で最初に書く原稿がコレって、アタマおかしいな。

<総論>

■上半身

全身に言えることなのですが、厚底シューズが流行ってから、明らかに筋肉が増えてガッチリした体型の子が増えてきましたね。いちおうランナーの自分も履いたことありますが、背中や腰、ハムストリングスなど身体の後ろ側に負担がかかる感覚。以前は長距離ランナーと言えば「軽くて薄いほど良い」でしたが、厚底シューズに対応するために厚みのある筋肉質なランナーが増えたように思います。これ、男子よりも女子がより顕著なんですけど。

で、そんな背筋を鍛えている(と思う)昨今にうれしいのが、背中の露出度が高く、肩甲骨がガッツリ見えるユニフォーム。面積の小さいユニフォームは大変よろしい。肩甲骨の下あたりの盛り上がりが好きなので、ぜひ学生の皆さんこのユニフォーム着て走ってください。

■下半身

厚底シューズの影響なのか、下半身も明らかにハムストリングスが発達している選手が多くなっている気がします。前腿が発達しているパワー型のランナーは前もいたけど、今や注目は裏腿。飛び跳ねるように走るフラット走法で、ガッツリと縦ラインが入っている太ももは本当に惚れ惚れする。正月の最高の楽しみですね(?)

あと、このところ心配なのが、下半身スパッツ勢が増えていること。スパッツも良いけど、そうなると太ももに入るラインが見えない!ハムストリングスがわかりにくい!切にランパンを履いてくれることを願います。

■顔

イマドキの若者なので小顔化はとまりませんが、ランナーはもともと小柄な子が多い。とにかく顎が小さくて歯が大きく見え、そのせいか童顔がさらに増えている印象。顔だけ見ると、小学生か!?という感じ。

そして、真のイケメン・酒井監督の「試合はグラサンを着用せずに顔を見せるべし」という指導が定番化し、グラサン着用率は年々下がっているのは非常によろしいですね。しかし今年も晴れ予報。4区と復路8区以降は仕方ないかも。童顔の小柄なランナーが帽子をかぶる姿もグッと来るので、ぜひその際は真っ白な帽子をお願いします。

■監督

新監督も増えたので、久しぶりに監督編。

長らく東洋大の真のイケメン酒井監督を推してきましたが、同年代の監督が増えた。國學院の前田監督(駒大)、法政の坪田監督、大東文化の真名子監督、明治の山本監督あたりはほぼ同世代。みんな箱根のスターでしたね。
こう考えると、坪田さんは多少面影残ってますが、ほぼ変わらない酒井監督はホントすごいな。真名子さんは見る影もないくらいに巨大化、山本監督は輩オジ化。映ったら酒井監督との比較映像をお楽しみください。

あと、中央の藤原監督はまだ若いし、現役時代のクールな印象が強いのだけど、監督車からかなりアツい檄を飛ばすので意外であった。駒大の大八木監督と双璧。

<大学別>

■青山学院大学:笑顔がかわいいジャニーズ系アイドル軍団

一番現代っ子っぽい雰囲気が漂う、明るいチームカラーでいつもニコニコして好感度の高いチーム。原監督になってから強豪チームだけあって、小顔で脚長、腰高フォームのいかにも速そうな、まとまった走り。フィジカルトレーニングが徹底しているのか、小柄で細身なんだけど、意外に上半身、特に肩甲骨と胸周りに厚みがある。バランスの良い筋肉がついて似たような体型の子が多いことも特徴的。

■順天堂大学:プリンス三浦くんと愉快な仲間たち

トラックでオリンピック入賞した大エース、三浦くんは色白で端正な顔立ち、バランス抜群のスタイルの良さ、崩れない美しいフォームと、ケチのつけようのないパーフェクトランナー。ちょっと中性的な王子様のような雰囲気も女子には人気がありそう。他の子は体育会系大学だけあって、あんまり垢抜けなくてジャージが一番似合う感じ。

■駒澤大学:例年通りの芋洗い軍団

現代っ子は顎が小さいと書いたが、この大学は別。しっかりした輪郭からガッチリした肩周りのフォルムに前世代感が漂う。顔はなんでこんな同じ雰囲気の子ばっかり集めているのかという、印象に残らない普通っぽさ。しかし、超強豪大学だけに、いかにも素質ありそうな長身腰高の選手も多い。学生最強ランナー、田澤くん(米津玄師似)がいかにも駒澤な雰囲気なので、そこを楽しんでいただきたい。

■東洋大学:折れそうなスリム体型から変化あり?

「細身の選手が好き」と公言する酒井監督の趣味が全面に押し出された、体型も顔も女の子のような華奢な選手が多かったが、今年はちょっと様相が違う。まゆげ太目のしっかりした顔立ちの子が増えたんだよなあ(不満)。細身の選手が少なくなるのと比例するように成績が下降気味なことも気になる。酒井監督のお眼鏡に合う選手がなかなか獲得できなくなったのだろうか。

■東京国際大学:No.1の筋肉美!丹所くん率いるLDH系軍団

華奢なランナーが多い中、エースの丹所くんは上半身も下半身も筋肉が発達して素晴らしい。特にお尻からハムストリングスへの筋肉は本当に美しくて、ちょっと感動モノです。頼むからランパンで出てきてね。他の選手も、比較的長身で大人っぽい雰囲気の子が多く、ジャニーズっぽい青学に対して、男くさいLDH系という感じ。

■中央大学:最注目!イケメン吉居兄弟とオシャレな兄さんたち

このところずっと低迷していたけど、スター選手だった藤原監督が就任してから上昇一途。藤原監督と顔も体型も似ている吉居大和くんが入学してから、レベルが高くなっております(何のレベル?)。今年は弟の2学年下の吉居駿恭くんが入学したのですが、この2人、すんごく良く似ている。どちらかというと兄の大和くんのほうが童顔、弟の駿恭くんが大人っぽい。勝地涼に似た、勝ち気な雰囲気がにじみ出ているイケメンでよろしいですね。そして、千守くん、中野くん、若林くんなどの上級生は、イマドキのオシャレな髪型でシンプルにカッコよい。あと、演芸好きならわかってもらえると思いますが、5区山登り濃厚な阿部くんはロケット団三浦にすごく似ている。見てて飽きないラインナップです。

■國學院大学:ダントツのシンクロ度!端正なフォームの金太郎飴軍団

一時期の東洋大学のように、女の子のような華奢な体型、身長は低いのに手脚がすらっと長い選手がとっても多いのが特徴。みんなバランスが取れた端正なフォームで、似たような選手が次から次へと出てくる。去年のイチオシ選手だった小学生のようなスリム体型の平林くんは、この1年でエース格に成長。1年生にも青木くんという逸材がいて、今年はかなり個人的に推してます。

■法政大学、明治大学:ルックスもフォームも個性派揃い!派手ギアにも注目

青学、國學院、東洋あたりは、良い意味で似通った小学生のようなショタ選手が多いのだが、法政と明治は自由なチームカラーで茶髪、長髪、グラサンと、余計な情報が多い。ルックスだけではなく、フォームもバラバラで國學院や青学とは好対照。実力的に空気になりそうですが、最後にもがいて顔もフォームも崩れるところは映してほしいなあ。

■早稲田大学:胸板の厚さは早熟エリートの証

推薦基準も厳しく、高校のトップランナーが集まる伝統校。そのため、高校時代に相当実績を残していないと入れない。となると、高校時代に安定した結果の出ているエリートが多く、つまり早熟型で、1年生なのに筋肉の発達、フォームの完成度が桁違い。最初から胸板厚い選手が多いのよね。入学時すでに完成している(老けている)ので、入ってからの(いろんな意味の)伸びしろが少ないことが特徴的。大迫くんのようなすべてに突き抜けたスター選手が出てくる可能性が一番高い大学とも言えるが、近年は期待薄ですね…

■帝京大学、国士舘大学、城西大学など:掘り出し物の上級生を見つけよう!

このへんは地味な大学で、トラックシーズンにあまり目立たないため、箱根で初めて「こんな選手いたのか!」と、びっくりすることが多い。高校時代に実績がなく、大学で練習を積んで3,4年になって出てくる選手で、長身でスタイル抜群、大人の雰囲気をまとってくる。センスよりも練習量で上がってきているので、フォームは発展途上で固まっておらず、そのせいか箱根の20キロに対応しきれずに最後はブレブレにゆがみまくってなんとかたすきをつなぐ、というシーンが多々見受けられます。鍛え上げられたイケメンの苦悶の表情がたまりませんね。止まってしまうのでは!?というハラハラ感もあり、細かいところまで見逃せません。

例年通りに変態感満載ですが、1年に1度、大手を振って酒飲みながら美しい若者を愛でるチャンスです。さあ、明日もおいしいお酒と肴を準備して楽しみましょう!

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