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「誰に教えてもらうか」はもしかすると人生の分かれ道かもしれない〜友人の教え子のピアノの発表会で人間観察をしてみて〜

月1最低note1投稿頑張ると決めたので今月も書く。


今日はあることがきっかけで偶々面識ない子のピアノの発表会を観に行った時のお話。



ある日友人の教え子のピアノの発表会に同席させてもらう機会があった。
(正確には友人も担任になったことのない教え子←どんな関係?と友人のコミュ力の高さに驚く且つ尊敬する)


理由はひょんなことから。

仲良しの姉のような存在の友人と会う約束をしていたら、その日学校で教えている子のピアノの発表会によかったら来てほしいと言われてるのでそれ行ってから合流または一緒にどう?と言われた。

フッ軽且つ実は昔ピアノを習っていた私は全然関係ない人間が行ってもいいなら行く(笑)ということで友人の教え子の発表会についていった。


発表会に出る子たちは幼稚園くらいの子から小学校高学年くらいまでの子たち。

友人の教え子は6年生で全体で考えると年齢が高い方だったので順番は後ろの方。且つ1人で弾き終わった後には先生との連弾がある。


友人と目次を見ながらソロが終わったら途中で退散しようか、と言っていたのに、特に高学年の子たちが弾くピアノには聞き入ってしまい、連弾も結局聞いて帰ることに。


そしてそれぞれ教えてもらってる先生との連弾が始まる。そこでとってもおもしろいこと、興味深いことに気づいた。あくまで私の目から見てだけど。


まず登場人物の整理。

その時に出てきた先生の数は4名。それぞれわかりやすいように見た目の特徴を書いておく。

A先生・・・少しふくよかで初めの挨拶をしたピンクのドレスを着た先生
B先生・・・一度しか登場しなかった高身長の先生
C先生・・・黒いオールインワンを着たキリッとした印象の先生
D先生・・・グレーのスーツのベテラン感溢れる先生


連弾前のソロで弾く時に担任の先生も一緒に出てきて楽譜を置いて立ち去るが、その時に直感で私は「私だったらC先生かな〜」と友人に伝えてた。


まず生徒さんひとりひとりが自分の曲を弾いていく。

私も一応ピアノをむか~しむかし習っていたので、客観的に聴いてみて、
テンポがまだ掴めていない幼稚園くらい?の子もいれば、長年弾いているであろう高学年の子たちは抑揚もつけてもうゾーンに入ってスラスラ~っと弾いていたり。


そしてソロを順番に弾いている間、実はほんのちょっとした事件がちらほらと。


ソロなので詰まってしまって弾き直す子。

とてもスラスラ弾けてたけど、途中頭で覚えている楽譜がとんでしまって、1分ほど静止してしまった子。
(その後C先生が楽譜を舞台袖から持ってきてなんとか最後まで弾けた)


コンテストではないし、観覧席にいるのは親御さんばかりだったし慣れているのか終始穏やかな雰囲気ではあった。


次にそれぞれの担任の先生との連弾に移る。
その時私的に面白いなと思うことが起こる。


ピンクの服着たA先生。
テンポがまだとるには難しい子との連弾。
確か弾いた曲はアナ雪だった。
弾き出して早々驚いたのはまさかの先生が生徒に合わせるのではなく、先生が爆速で弾いて生徒さんを置いてきぼりに(笑)
うそでしょ?と思ったけどあれは仕方ないのかな。。?とか思ったけど私としてはなんだか納得いかない。

驚いた顔。

次に高身長のB先生。登場回数1回。とっても貴重な登場時間。(笑)
どんな連弾になるかと思えば、生徒さんのピアノの音をかき消す勢い。
いや、もうかき消してたな、あれは。。。先生のピアノの音量が大きい。
先ほどのA先生の時と同様うそでしょ?という感想だった。

驚いた顔その2。

次にベテラン感溢れるD先生のお出まし。
歩いてくる様子とか弾く前の合図の時の様子を見ていると印象としては淡々と、でもしっかり弾けるように教えているって感じ。ただそこに楽しさがあるかというとう~んどうなんだろうか、という印象。


悩んだ顔。

特に驚いたのはA先生とD先生が先ほどソロの時に上手だな~と聞き入っていた生徒さんたちとの連弾時。
私としての聞いた感想は

ん?さっきよりなんか下手になってないか?

そんなことある?


と思ったけど友人も同じ感想。


ここまで聞いてみて年数での差はあったとしても教える人でこんなに違うのか~と変に感心している自分がいた。



そしてそして私が直感で推してた(笑)キリッとしたC先生はというと…
弾く前の生徒さんとのアイコンタクト、そして声かけのタイミングや息を合わせるのが絶妙に上手という印象。ピアノも上手だけどそちらのコミュニケーションが上手いなと思った。(←何様w)


そしてそして先ほどソロの時に1分間ほど頭が真っ白になってしまった子の出番。

実はソロが終わった後の休憩時間、その子はお母さんのそばで泣いていた。
お母さんもそうだけどキリッとしたC先生も駆けつけてギューッとその子を抱きしめているのを目撃。さぁどうなるかな?と見ていたけど。

たぶんそこでの掛け声や寄り添い方でその子がどうするかは変わってたかもしれないなと私は思った。

そこで怖くなって動けなくなったり、やりたくないと駄々をこねることだってできたけど、その子はステージに立つことを選んだ。

ステージに立ったその子とC先生の連弾はとっても素敵だった。先ほど怖い思いをしただろうに、ステージにもう一度上がることすら私はすごいと思った。

この子だけじゃなくてC先生と弾いた子は小さい子大きい子関係なく、どこか堂々と弾いていた。「自分が弾いているんだ」という自覚をもって、自信をもって弾いている様子が窺えた。


連弾も終わって振り返ると圧倒的に生徒数の多いC先生(笑)


人間観察っておもしろいな、と。



私も何かを教わる時先生との相性がものすごく大事で。
キャリアコンサルタントの資格を取得する際の講座も先生で決めたところもあった。

生徒からすると先生って大きな存在で、影響力も高いと思っている。

先生がやってたこと=教え子の中の正解

になり得る可能性は高い。


後日生徒の子に友人が感想とあの先生もよかったね、と伝えるとC先生は厳しい先生だそう(笑)

ただ厳しいだけではなくてそこに愛情があったり、信頼関係があるのでは生徒の成長度合いややってるときに楽しさが伝わってくるかは変わってくると私は思っている。


子どもにとって親の影響は大きいけど、小さい頃の習い事や親以外の関わる大人の影響を子どもは受けているんだ、ということを改めて知れた機会だったなと。ちょっと無理くり感あるかな?(笑)


いや~キャリア教育に興味のある私にはとってもおもしろい時間、有意義な時間だった。


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