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小説『配達員・夢路英介』12

この物語は尊敬する船越英一郎さんがいつの日か2時間ドラマで演じてくれる事を想像して書いております。

僕にとってこの小説は、まさに大きな夢へと続く小路(こみち)を歩いているようなものなのです。

ペナルティヒデ


欲していた炭酸飲料には残念ながら手が届かなかったが、カラカラだった喉を潤す事が出来た。
ここで英介は午後の配達に備えてガソリンを入れる事にした。この近くに安いガソリンスタンドがある。

そのスタンドは毎週月曜日と雨の日がポイントカードのスタンプ2倍だった。丁度、今日がその日だった。
スタンプが貯まると5つセットのボックスティッシュかトイレットペーパーの6ロールが貰えた。

微々たる物かも知れないが、経営者として少しでも経費を削減しなくてはならない。
事実、ここで貰ったティッシュらトイパーは事務所の中で使われている。

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