佐倉奏の読書ことはじめ(児童文学編)

佐倉奏は、文学少年である。
いや、
文学少年「だった」という方が適切でしょう。
中の人の年齢的にも、今の読書習慣的にも。
(細々読んでいるので……)

今日は、どのように読書に沼っていったのかを徒然叫んでみる。

今思えば小さい頃から物語には触れてきたと思う。
毎月購読していた「こどもちゃれんじ」はCDとページが擦り切れるほど読んだし、毎月幼稚園で購入していた福音館書店の「こどものとも」も読んでいた。
幼稚園時代に読み聞かせてもらったお話もいろいろ覚えている。

しかし、ここまではどちらかというと、「受動的」な読書であった。
要は、目の前に与えられたものを読んでいくというもの。
多少の選択権はあれど、その選択肢すら大人によって決められていた。

個人的に、読書の在り方が変わる、「読書クライシス」が生じたのは小3の頃である。
当時、NHK教育テレビ(現在のEテレ)で少年少女向けドラマとして「ドラマ愛の詩」というシリーズが3ヶ月区切りで放送されていた。
今でも根強い日記をもっている「十三番目の小夜子」や「双子探偵」も放送していたシリーズである。
(個人的には「料理少年Kタロー」も好きだった)
そんな名作揃いのドラマ枠で、私を特に魅了したのは「ズッコケ三人組」であった。
平凡な街を舞台に、でこぼこトリオが繰り広げる物語は、ブラウン管越しに私を魅了した。
(思えば、宇宙やタイムスリップなど、なんでもありの世界でしたね。)

初めは毎週のドラマを楽しみにしているだけだったんですが、問題が発生。
シーズンで作品が切り替わるため、3ヶ月経つとドラマも終わってしまうんです。
(それでも「ズッコケ三人組」シリーズは、役者を変えながらも4シリーズ製作されています)

「もっと3人組の活躍を見たい!」
そう思っていた時、図書室でなんとズッコケ三人組の原作を発見!
そこで閃いたわけです!
「ドラマがないなら原作を読めばいいじゃん!」

(上記画像は、Amazon商品ページより)

そこからズッコケ三人組の収集が始まりました。
当然ハードカバーは買えないので、ポプラ文庫になったものを少しずつ買い集めていきました。
買い集める、といっても、そこは小学生のお小遣い。
むげに何冊も買い進められません。
そこで、買った本は何度も繰り返し読んでました。
お金はない、でも、時間はある。
同じ作品を繰り返し読んで物語の世界に浸る楽しさを味わいました。

「ズッコケ三人組」との出会い、これこそ佐倉の読書の原風景です。

はてさて、語り出すとまだまだ続きそうなのですが、続きまたの機会にでも。

それでは。

Twitter(x)やってます https://x.com/sakura_s68?s=21

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?