20代の前半の恋愛は、彼氏と会いたくて会いたくて、いつも一緒に過ごすような恋愛をしてきた。 歳を重ねるにつれ、仕事では責任のある立場になりプライベートと仕事の比重が変わり体調管理にも保守的になった。 今の私に遠距離恋愛はそんなバランス保ちながら恋愛出来る部分が私には合っていた。 だけど、私の遠距離恋愛はうまくは行かなかった。 別れの根本の原因は遠距離だからの問題ではないのだけれど、会いたい時に会えない分、時には無理や違うバランスのかけかたをして彼との時間を作れば良かったかな。
そして、別れから1ヶ月ほど経った頃。 ふと、疑惑の人のSNSを覗いた。 見なければいいのに。 知らなければ知らないままでいいのに。 見るか見ないか自分との戦い。 結果、自分に負けた。 覗いたSNSは、匂わせのオンパレードだった。 いや、もはや匂わせじゃない。 ストーリー率高くてリアルタイム。 金髪にド派手なネイルで彼の服を着ていた。 そして、彼の所有物と映っていたり食事の写真には対面に座る彼が匂わせ規格で写る。 私へのマウントですか?と思わせてくるもの。 そして、決定的なもの
あんな身勝手な人達のせいで自分自身が落ちるのは嫌だった。 そう思う事が私に出来る自分を保つことだった。 美容院やまつ毛や肌管理も変わらずにした。 家を整え生活リズムを乱さず仕事に行き、友人達と会って楽しんだ。 ただ、彼の嘘から食事は思う様に取れていない。 食べる事が大好きなのにお腹も空かず食べたいものもない。 食いしん坊な自分にもこんな日が来るとは…笑 その分、睡眠だけはちゃんと取らないと体調が悪くなると思い睡眠を重視した。 もともと眠りが良かったのもあり眠れるのには助かった
電話を切ったあと更に涙が溢れ泣いた。 泣きたい時は泣いて、感情を押し殺さない方がいいと聞いた事があった。我慢しちゃいけないって。 私は流れる涙を止めず流し続けた。 現実なのか夢なのか… 明日になったら、やっぱりって彼が戻ってくる…? どうにかなりそうだった。 様々な不安が急に押し寄せてきた。 ひとりで泣いてたらダメだ、おかしくなる。 誰かに話しを聞いてもらおう。 お互い深い話しをする友達に電話をかけた。 ありのまま話した。 酷すぎるね、OOは何も悪くない。 自分ファーストな人
相手は誰なの?あの人でしょ? 彼は、びっくりしたような声で否定した。 そのびっくりした声は、あり得ないorバレた のどっちかだよね。 そう思いながらも、この時は相手が誰かは二の次だったので、それ以上は問い詰めなかった。 近くにいる人への一時の迷いじゃないの? 遠く離れていながらも毎日毎日積み重ねてきた私達の時間よりも大事なの? 問いただせば問いただすだけ、その答えに傷つくだけなのに私は問い続けた。 どこかで諦められない気持ちがそうさせた。 私の事、冷めてたの? いや、全然冷め
「私が〇〇の事を愛していたこと 大切に想っていたの伝わってなかったかな?」 「すごく伝わってたよ」 「幸せだった?」 「幸せ過ぎたよ、夢の中にいるみたいだった」 「私と付き合ってよかった?結婚しようって 本当思ってたの?」 「もちろんだよ、〇〇は完璧だった。住む家も考え てたし結婚する気だったよ」 「じゃぁ、なんでこうなっちゃったの…?」 彼はずっと泣いている。 「なんで〇〇が泣いてるの?」思わず聞いた。 「俺っていつもこうなんだ…」 って、自分の情けなさに泣いてるのか
もやもやの1ヶ月間を振り返って聞いた。 携帯無くしたのはやっぱり嘘だった。 嘘だって分かってたけど事実だと分かったら分かったで胸が苦しくなった。 そして、その日に2人は一線を超えたと聞かされた。 「無理なんだ、他に出会ってしまった」 だけじゃなく、すでに一線超えていた。 私は電話口でせきを切ったかの様に涙が溢れてた。 声が出るほど泣いたのは何十年ぶりだろう。 なぜか、彼もずっと泣いていた。 相手の人は私という存在を知りながら、お互いに覚悟を決めて一線を超えたそう。 お互いもう
「事故みたいなもん」 無責任な言葉。 突然の事故のように一瞬で2人は燃えがったの? ドラマ?映画の世界? 違うよね。 ダメだ、危ないって思いながらも赤信号を無視し続けて進んだんだよね? それも何度も赤信号無視し続けた。 赤信号のスリルがより夢中にさせて何度も繰り返してるうちに自ら事故を起こしにいった。 青信号だと信じて安心して渡っていたのに、徐々にそして突然、急発進してきたあなた達が私に事故を起こした。 なんで事故にあった側で言ってるの? 言葉だけじゃく、無責任な行動。 彼か
彼からLINEが来た。 「ごめん」と。 私はすぐに電話をかけた。 出ない。 「無理」と返事が来た。 「なんで?どうしたの?」と私。 「なんか、、」と彼。 「話そう、上手く話せなくても大丈夫だよ」と私。 「無理なんだ…他に出会ってしまった」と彼。 息が止まり、頭が真っ白になった。 「うそ」とだけ返した。 「事故みたいなもん」と彼。 そんな無責任な言葉でスーッと引くように冷静になる自分がいた。 「電話出て?無責任だよね?」と私。 そして、彼は電話に出た。 電話に出た彼は、泣いてい
独身。 同世代の友達や周りの人のほとんどは結婚し家庭を持っている。 私は、独身を楽しんでいるね!とよくと言われる。 人からみた私は充実しているかもしれない。 家族、人間関係もよく仕事は順調。 実際、そうだとも思う部分もある。 独身だからとかではなく与えられた環境や時間を充実させる為に意識し、努力している。 家庭があり子供がいたら優先順位も変わるし時間の使い方もお金の使い方も変わる。 でも、どんな立場でも時間をどう使うか、考え方はその人次第だとも思うけど、どうにもならくらい自分
「話せるようになったら話す」 という彼からの言葉を信じ連絡を待っていた。 気を緩めると涙が出る。 必死に堪え、気を張って仕事に行った。 家に帰ると涙が溢れた。 自分の何が悪かったのか… もし、彼が何かに思い悩んでいたのなら気づけなかった申し訳なさ、そもそも悩みの種さえ検討もつかない自分を責めた日々だった。 理由が彼自身の問題なのか私なのか。 理由が分からずに待つのは苦しくて辛い。 今までケンカというケンカや倦怠期のようなものはなかったけど、これから何十年と一緒にいるんだからこ
辛い1週間のはじまり。 朝、今日も仕事頑張ってねーってもやもや 電話を切った後から音信不通になった。 お昼頃にLINE。既読なし。 彼の仕事が終わる頃に電話、出ない。 そこから、1時間おきに電話、、出ない。 前回の下手すぎる嘘もあったのもあったけど、純粋に何かあったのかもと心配が大きかった。 眠りも浅いまま、朝になった。 こんな時、遠距離って出来る事が限られてる。 連絡を待つしか出来ない。 朝も電話と心配のLINEをしたけど音沙汰なし。 なんとも言えない恐怖と不安が襲いかかっ
下手すぎる彼の嘘。 そして強がりな私。 嘘だってわかっているから、余計に。 気持ちは不安でいっぱいだったけど弱気な態度を出すのが嫌で、気にしないふり。 連絡頻度は減ったまま。 頻繁に連絡を取るのを望んだのは彼。 だいたいの決まった時間やルーティンに連絡をしないと、おーいって連絡が来る。 そんな彼が、連絡を怠ってる。 嘘から始まり、1週間以上もやもやした日々を過ごして土曜日に久しぶりにゆっくり電話で話した。 会話の流れから、連絡頻度について、こらー、何か悪い事してるんじゃないよ
結婚したら、式はせずに写真だけ撮ろう。 指輪はシンプルなもので、これがいいな。 子供は欲しいけど、自然にまかせよう。 私達は、来年、近い将来のための沢山の話をした。 彼と私は何でも話せる関係だった。 笑いのツボや、感性や価値観も似ていた。 無言でいても気にならない空気感だった。 いつもふざけあって笑ってばかり。 一緒にいて心地よい存在だった。 彼となら一生一緒にいるのが想像できた。 私は首都圏で生まれ育ち離れた事がない。 彼の地元は海や山に囲まれた自然豊かな地方。 車がなけ
胸騒ぎの1ヶ月間の終わりは大袈裟だけど地獄の様な2週間だった。 それは突然やって来た。 昼まではいつも通り。 夕方、仕事上がりにいつもの様にLINE。 既読もつかず電話しても出ない。 そんな状態で翌日の朝まで音沙汰なし。 昼休みに携帯見たら返信が来てた。 携帯落としてなかった、でも店にあった。 物の隙間に挟まってたって。 お店探しに行かなかったの?と私。 外で落としたって思い込んでたから。と彼。 心配したよ、気をつけてよー。と私。 ここでも、私は強がり。 内心は携帯落としたら
彼からの連絡頻度が減った。 お互い仕事が忙しいのもあり、季節の変わり目で疲れやすくバタバタしていたのもあった。 そう思う様にしていたのも正直な気持ち。 そして、相変わらず彼女のSNSは何でも知らせてくれる。 他県に出向して地元を離れていたけれど戻ったという知らせ。 仕事を辞めたという報告。 そして少しして、毎日お店に遊びに来てるー。とお店の写真と一緒に。 胸騒ぎを感じた1ヶ月間、毎日遊びに来てたんだね。別れた今となっては、答え合わせの様なSNSだけれど、その時は違和感や胸騒ぎ