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ダルクに通所

2013年4月20日
ただ今午前0時すぎ。昨日は一時仮眠しようかと思ったが、そのまま起きておくことにした。しかし酔いが足りない。もうすでに「Ms」は閉店している時間なので、近所の別の立ち飲み屋「桂の木」へ行く。マイヤーズのラムのロックを2杯と天婦羅3品を食べて1000円。酔いが回ってきたが、早朝の4時から仕事があるのでそれ以上は飲まなかった。
自宅に帰ってきて日記の続きを書く。酔はない。頭はクリアだ。
午前4時、仕事へ向かう。ここ数日の暖かさとは打って変わって寒くなったので、防寒用のジャンパーをTシャツの上に着ていった。今日はいつもの地域以外にほかの地域にも新聞を配らなければならない。それでも合計で39部だ。1時間で配り終わった。
帰りに吉野家で牛丼を食べてミニストップに立ち寄り、「バーリアル(BARREAL)糖質50%オフ」500mlを2本買って帰った。夜は明けてきて、空が赤明るくなってきている。こう言う朝を迎えると、昔、クラブで朝まで踊っていた頃を思い出す。学生時代はよくクラブ帰りに電車に乗ろうとしたら朝の通勤ラッシュにぶつかって、反対方向(都心とは逆)に向かう私をサラリーマンたちが怪訝な目で見たものである。
家に帰ると「バーリアル(BARREAL)糖質50%オフ」500mlを飲みながらパソコンに向かった。今日は昼から見たいテレビがあるので、寝ないでその時間まで起きていることにした。Facebookで「Ms」のページを作りながら設定をあれこれ試してみたが、なかなか写真のリンクが上手くいかない。いっそのことHTMLでホームページを作ったほうが楽だったかもしれない。
午前10時半、近所の「SAKE市場グランマルシェ」に行って「SUPER PRIME 糖質50%オフ」500mlを3本と2Lの烏龍茶を1本買ってテレビを見ながら飲んでいたらいつの間にか眠っていた。肝心のテレビ番組は最後の15分だけ見られただけだった。なんのためにずっと起きていたのかわからない。夜の20時ころに「Ms」に行こうと思って睡眠薬フルセットを飲んで眠ることにした。
しかし、実際に眠れたのは3時間だけだ。午後の16時には起きてしまった。そのまま「Ms」に行く。焼酎のロックを2杯とホルモン炒めを注文して650円。Facebookの「Ms」のページに掲載するためにメニューやホルモン炒めの写真を撮るが、まだ睡眠薬が切れていないので泥酔した時のようなフラフラの感じがあった。あまりに辛いので今日はここで帰ることにする。所詮アルコールとトランキライザーとは親戚のようなものだ。
睡眠薬、抗不安薬は処方薬だが、医原病として薬物依存症を引き起こすケースがあり、医療関係者自身が薬物依存になるケースも問題化している。乱用目的の非合法な流通 もある。処方の主流は、依存性・急性毒性の高いバルビツール酸系から非バルビツール酸系、さらにベンゾジアゼピン系へと移行している。
実は私はアルコールだけではなく、薬物の依存症も持っており、今の主治医は薬物依存症専門の精神科医だ。また数年前に薬物依存症専門の閉鎖病棟に入院したこともある。ちょうど大阪に帰ってきた頃、私はアルコール依存症専門の天王寺の小杉クリニック本院に通院しながら大阪ダルクに通所していた。
小杉クリニック本院は、アルコール依存症の治療はできるだけ生活に密着した場で行うことが大切であると考え、「毎日通院」「抗酒剤の服用」「ミーティング・アルコール講座への参加」「断酒会やAAへの参加」を治療の4本柱として展開している。「毎日通院」が原則ではあるが、当初私は大阪ダルクに通所していたので週に2回の通院で診療させてもらっていた。紙幅の関係からに小杉クリニック本院での体験は、また別の機会に書きたいと思う。大阪ダルクでの人間関係の悪化から小杉クリニック本院のデイケアに毎日通っていたときは、私の薬物依存が最悪の状態にあり、毎日のように大阪市西成区の釜ヶ崎に睡眠薬や精神安定剤を買いに行っていたものである。
大阪ダルクは大阪市の精神障害者小規模作業所として認可された薬物依存症専門のリハビリテーションセンターである。毎日グループミーティングを行いながら薬物依存から回復したいと望む依存症者が集まる。プログラムの核となるのが、1日2回大阪ダルク内で行われるグループミーティングであり、その手法及び内容は、NAの中身にほぼ準じている。基本プログラムは1日3回のミーティングであり、3回目の夜のNA(他の自助グループも含む)ミーティングに参加することを習慣化することが、ダルクのプログラムの最大の目的である。大阪ダルクに関しても、また別の機会に書かなければならないだろう。私の主治医はダルクやNAはあまり意味がないと言っていた。その点では私も同感である。
NA(ナルコティクス・アノニマス)とは、薬物によって問題を抱えた仲間同士の非営利的な集まりである。その点ではアルコール依存症のAA(アルコホーリクス・アノニマス)と同様である。しかし、AAと比べると圧倒的に若年者が多かった。NAの日本公式サイトによると、メンバーは互いに助け合い、クリーン(薬物を使わないで生きる)でいるために定期的に仲間と会うことによって回復しているアディクト(薬物依存者)であるという。だが実際には薬物、特にシンナーを常用してNAに通っている者もいて、精神的には安定していない人間も存在した。そいう言う奴と私はトラぶったのだ。
「Ms」から帰ってきた私は、そのままベッドに直行して眠ってしまった。起きたのは午後23時を回った頃である。一体今日は何をしていたのだろうか?無意味に時間だけが経過してしまったように思われる。明日はもっと有意義な一日を送りたい。

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