「タバコやめたの？」

タバコ休憩（タバコを吸うことを休んでいる）してもうすぐ7ヶ月。タバコは学生時代から吸っていたからもう40年近く仲良し。（おい）

「あれ？タバコ吸ってなかったっけ？」と聞かれるんだけど「あー、今休んでるんだわ」（だわは下がる。半分青いの美濃弁イントネーション）という。「やめた」とは言いたくない。

たしかにタバコを嫌いな人を煙に巻き込んではいけないと思う。けど「身体に悪いんだから」と、楽しい喫煙タイムにいちいちうるさく言われるのは要らぬ世話である。病気になる呪いがかかるじゃないか。やめたなどと言うたらそこからひとしきり「タバコがいかに身体に悪いか、今までいかに害だったか聞かされることになる。やっと気が付いたのね！ようこそこちらがわへと。

タバコちゃんはわたしの親友だ。できれば、ずっとプカプカ吸っていたかった。タバコちゃんとは苦楽を共にしてきたのに。なぜだか急に吸えなくなってしまっただけだ。親友を置き去りにして心が痛い。健康のためなんかでタバコちゃんとの付き合いはやめないと友情を誓ってたのに。

タバコちゃんは、急にわたしからの連絡がなくなってさみしく思ってるに違いない。今も、わたしの迎えを信じて待っていると思う。切なくてしかたない。