自分の目で判断するということ
忘れもしない、あの日
〜自分の目で見るという事のきっかけ〜
あれは10歳の夏の日だった。
あぁ、なんて暑いんだろう。
でもいつもの様に、冷たい飲み物を準備して、お母さんが待っていてくれる。
走って帰ろう。今日のおやつは何だろう。
家に着くと、母がむせび泣いていた。
またお父さんと喧嘩したのかな。きっと父の文句を言うんだろうな。。
「かよちゃん、お母さん、背中が痛くて病院に行って来たら、大きい病院で調べなきゃいけなくなっちゃったの。胃潰瘍だって。
だから、少し留守にする