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クリームブリュレ☆レビュー 『茶屋 草木万里野 “クレーム・ブリュレ”』(2020/02/15の日記)

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クリームブリュレが好きだ。

知らない人の為に補足すると、クリームブリュレとはカスタードクリームの上に砂糖をまぶし、それをバーナーで炙ってカリカリのカラメルにしたデザートである。これと酷似したものでカタラーナというデザートもあるが、こちらはアイスクリームの上に砂糖をまぶして炙る。カタラーナも好きだ。

あまりに好きなので、メニューにクリームブリュレ(またはカタラーナ)がある場合は必ず注文することにしている。せっかくなので感想を記録していこうと思う。

それでは、さっそく。


クリームブリュレ⭐︎レビュー!!!



ブリュレNo.1【茶屋 草木万里野(伊勢崎店)  『クレーム・ブリュレ』】

画像2

[パリパリカラメル度]★★★★★

[全体のマッチング度]★★★☆☆

[オリジナリティ]  ★★★★☆

写真が微妙で申し訳ない。群馬ではそこそこ知れているエスニック・イタリアン料理の店、万里野。エスニック度はマイルドなので、年代問わず多くの人に利用されている。しかしクリームブリュレまで抑えているとは予想外だった。

クリームブリュレを食べる上で1番はじめに見るべきは、カラメルの厚さである。クリームブリュレ好きとしては、厚くても薄くてもそれぞれの良さがあり美味しいのだが、全体の印象に大きく関わる部位であることは確かだ。薄くパリっとしていると軽やかで上品な仕上がりに、厚くカッチカチだと重厚でガッツリとした甘みが出る。どちらも甲乙つけがたい。

万里野のクレーム・ブリュレは後者だ。おそらく1.3mmはあろうかという、かなりガッチリとした糖盤(とうばん)が鎮座しており、スプーンの裏でつつくとカツカツと音がする。スプーンでカラメルをつつく時は、クリームブリュレを食べる過程で一番ワクワクする。この頑強な砂糖の板の下に、どんな味が隠されているのだろう。

しっかりとスプーンを握り直し、強めにカラメルに突き立てると「バキッ」と音がしそうな感じでカラメルが割れた。そのままバキバキと割って流氷のようにし、クリームと一緒に口に運ぶ。あっさりとしたクリームなので、厚めのカラメルと相性がいい。しかし、ただのクリームにしては少し違和感がある。このフルーティな香りはなんだろうか。

再びスプーンを差し込むと、何かが先に触れた。すくってみる。バナナだ!!なんとバナナが入っていた。これか。クリームに果物が入っている時はアタリだ。フルーツの入ったクリームブリュレを提供する店は稀なのだが、これが驚きの美味しさなのでもっと広まって欲しい。クリームブリュレ職人よ、果実を入れよ。

万里野は冒頭で紹介した通り、エスニック・イタリアンのお店である。その為かバナナ・パイナップルなどトロピカルな風味を出す果物が入っていた。お店のテーマに沿っているのも好印象だ。

厚いカラメル、クリームの中の果物から推察するに、サービス精神が旺盛な人が作ったと考えられる。そして、サービス精神が旺盛な人の料理に共通する事がもう一つある。「量が多い」ことだ。このクリームブリュレも例に漏れず、通常よりも量があった。数あるクリームブリュレの中には、直径8cm・深さ3cmくらいのココットに半分程クリームを入れたような、かなり控え目な量の物もある。しかし、この『クレーム・ブリュレ』は満足以上の量が入っている。大満足である。


以上、長々と失礼致しました。

またクリームブリュレを食べた時には書き留めていきたいと思う。