ペリカンナイト00note

創造系ペリカンナイト1stを振り返って

ワイはペリカン建築家やけど、創造系ペリカンナイト2を今度、2019年12月20日に行うことになったで。facebookページもあるさかい、みなさん、参加予定の人はチェックしたってなぁ、SYSN。

その中で、どんな雰囲気かわからへんっちゅうコメントが多いさかい、今さらながら前回を振り返ってみるで、SYSN。
前回のイベントは建築のあたらしい伝え方がテーマだったで、ダイジェストでまとめた動画あるさかい、雰囲気を手っ取り早く見たい人はこの動画で確認して欲しいで、SYSN。
ちなみに曲セレクトはピンクレディーの初期レコードから、~忘れたいのに~朝まで踊ろうやで。

①クラブDJタイム<19:00〜20:00> 

クラブが開いて早々に


noizの豊田はんが雑音ステッカーをたくさん置いてってくれたで、建築界に雑音を撒き散らせそないな強いメッセージ性を感じたで。そう創造系ペリカンナイトは収束しない発散の場所や、ワイらも気を引き締めたで。
そらそうと、ペリカン建築家、雑音ステッカーのコラボやおかげで、ごっつステッカー売れたで、SYSN。
今年も別のノベルティ作るさかい、期待したってなぁ。

②番匠カンナ×ペリカン建築家<20:00〜20:30>

バーチャルキャストでの対談やで、ハッシュタグ#ペリカンナイトでVR上で皆はんのコメントの雨が降ってくる仕様やで。

コメントしてくれはった人、サンクスやで。



様々なトラブルを乗り越えて放送やで。

会場との接続も切れたり、ワイのパソコンも切れたり、カオス、一言でいうとカオスやで。

まずはバーチャル建築家のカンナちゃんからのプレゼンだったで

会場はカンナちゃんの男の声にざわつくで、しかしVRの世界では女性のアバターで男性の声は当たり前やで、SYSN。

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カンナちゃんは、xRArchi委員長/VRデザインラボ管理人/VRアカデミア
として現在も活躍中やで、SYSN


■ペリカン建築家のプレゼンやで

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■山道さんからのコメントやで。

一番の衝撃はペリカンもカンナさんも声が男だったこと。

ペリカンさんとカンナさんは似ているようで全然違う。
ペリカンさんは動物なので存在しているかどうかもわからず、八百万の神みたいな感じで活動の目的も不明である。

それに対してカンナさんは、活動がYoutubeにも乗っており、アーカイブされており、成長の過程や人間らしい活動がみれる。
VRは重力がないということをカンナさんは行っているが、人間関係の重さも軽いのではないか、それを建築設計の責任の重さみたいなものをキャンセルしている感じがする。、つまり活動自体も身軽な感じがする。

申し訳ない山道はん、全然コメント届いていなかったで。
というより、回線が切れていたみたいやで。
しかし、非常にワイらのこと調べてくれてありがたかったで、SYSN。


③ つづき。建築ちゃん×カタチトナカミ<20:30〜21:00>

■カタチトナカミはんのまずは自己紹介やで。

東京理科大学を出てそのまま大学院へ進化した。卒業後、平田晃久建築事務所に勤務して、その後さまざまなキャリアを重ねて創造系不動産へ就職し、佐竹チームを結成している。
自分自身は建築家になりたい、ならなければいけないという先入観を持って生きてきた。その結果、建築家の道を拗らせてきた。
自分が憧れている建築家について、地元で友達に聞いても建築家のことを誰も知らない。そのほかにも建築が一般の人に楽しまれていない状況にもストレスを感じていた、どうしたら建築を知ってもらえるか、建築を身近に楽しんでもらえるか。
それをテーマにいろいろ考えているうちに、音楽なら建築を知らない人にも伝わるのではないかと考えた。その結果、一般の人への伝える手段として建築ラップを始めた。
建築家をよく知らない人にもリーチしたいため、エンターテイメントとしてだけではなく、格好良さ、音作りなど、クオリティにこだわっていきたい。

■山道はんからのコメントやで

山道氏:建築設計とラップはすごく似ていると感じている。両者ともに基本的には言葉とリズムで考えるている。建築家は街の中にどう建築を創るのか、街のリズムを分析しみながら設計をしている一面があるのではないか。ラッパー同士のように建築家は構造との掛け合いもある。
佐竹氏:確かにラップには建築的な側面があると思う。是非、建築家の皆さんもラップを設計に取り入れて欲しい。

■続いては建築アイドルつづきちゃんやで

なぜ頭に建築を載せているのか?
一番最初、建築を知ったのは大学受験がきっかけだった。
美術のデッサンの予備校の先生が好きになり、日本で一番の大学に入れば恋が叶うと思いこみ、その勢いで東京藝術大学の建築学科へ入学した。
そのような経緯から建築学科に入学したため、最初は建築家の名前を一人も知らなかった。大学の図書館で初めて建築が三角屋根に垂直の壁だけではなく、表現豊かな魅力的なものであることを知った。建築の魅力をあまり触れるところにいない人たちに、伝えるための手段として頭上建築を始めた。
頭に建築を載せ始めたら、イベントによばれるようになった、TEDにもよばれた、千原ジュニアさんも番組でかぶってくれて、人生が変わっていった。
最近はみんなで頭上建築をしたら面白いと思い、頭上建築をつくるワークショップを子供たち向けに始めた。
ワークショップでの子供の自由な発想が非常に面白いと思っている。
茨城県北茨城市で市長に『芸術によるまちづくり』のコーディネーターを任されていて、まちづくりに取り組んでいる。アートフェス開催に向けて集まった仲間とどんなアートフェスが良いか日々考えている。

■山道はんからのコメントやで

山道氏:つづきさんの活動は実態として存在しているため、ソーシャルな世界でしか活動できないペリカン建築家と比べ、現場に飛び込んでいける実践者としての強みと可能性がある。
パフォーマンスとまちづくりは相性が良い。ワークショップの起源は、ランドスケープアーキテクトのローレンス・ハルプリンが、夫人のダンスワークを参考に、ワークショップを用いたことがはじまり。つづきさんも、このまま活動を続けていけば建築家に繋がっていくのではないか。
山道氏:つづきさんは建築デザインも今後していくつもりなのか?
つづきちゃん:将来的には建築のデザインもやっていきたいと考えている。現状ではイベントの会場構成や内容を詰めることに時間が割かれてしまいそこまで手が回っていない。
山道氏:現状でも場ができている。活動が場所になって、場所が定着すればそれは建物になり、建築がはじまるのではないか。

■クロストークと会場からの質問や

山道氏:二人のお話や活動を聞いて建築の敷居を下げている活動をしていると感じて面白かった。
佐竹氏:つづきさんはどのような存在を最終的に目指しているですか?
つづきちゃん:黒柳徹子さんのようなジャンルがない存在を目指していきたい。人の役に立てるような人になっていきたい。
山道氏:二人のライバルは誰かいますか?
つづきちゃん:びじゅチューンの井上涼を超えたい。
山道氏:びじゅチューンは美術をもじっている、建築をもじっている活動をしているのは二人しか知らない。二人を筆頭にさらに広がっていったら面白いのではないか。
佐竹氏:ライバルはいないが、面白ラップのままでは建築を知らない人たちまで届かない。まだ遠い存在だが商業音楽にもリーチしていきたい。
山道氏:創造系不動産の佐竹さんとして仕事をしている時、ラップをしていることはどのような相乗効果を産んでいるのか。
佐竹氏:普段はスーツを着て仕事を真面目にしているので、お客さんがギャップにびっくりすることが多い。ラップをしていることで言葉や文章に説得力が生まれている側面はあるかもしれない。
山道氏:来年の二人の目標はありますか。
佐竹氏:つづきさんとコラボして曲を作りたい。
つづきちゃん:非常に嬉しい。ダンスは昔からサンバを踊っていたので自信があるがラップは早口言葉が難しそう。
ー会場からの質問やでー
質問者A:つづきさんはびじゅチューンを目指しているとのことだが、まちづくり以外で、これから個人として作りたいものはあるか。
つづきちゃん:曲やアニメーションを作ってみたい。
山道さん:VR建築の番匠カンナさんみたいな人とコラボして声で建築の仕事をしても面白いのではないか。
質問者B:ヒップホップと建築を卒業設計のテーマにしている、ヒップホップと建築が好きな学生です、建築とラップの似ている部分について具体的に聞きたい。
佐竹氏:山道さんも指摘していたがリズムや構築的なところは非常に似ている。ラップは建築計画でいう構造の柱を等間隔で置く感覚に似ている。等間隔で柱を置くことでリズムやグルーヴを出している。
自分もヒップホップを建築に落とし込んだことはない、ぜひ卒業設計を見せて欲しい。
山道氏:是非みてみたい。
質問者B:めちゃくちゃ焦ってますw。



BAUES×建築知識<21:00〜21:30>

■BAUESの紹介やで

BAUESは自動でロボットが建築系のニュースをカテゴリーごとにピックするソーシャルメディア。BAUESの特徴はロボットではなくてもユーザーが建築系のニュースをピックできる仕組みでできていてコメントに重きを置いているメディア。
意匠のニュースなら意匠の人がコメント、設備、構造のニュース、はそれぞれの専門家がコメントするような、建築版ニュースピックスを目指している。
現在のページ設計としては盛り上がっているニュースほど上位表示される仕組みとなっている。ピックした記事に対してユーザーがコメントやいいねをつけることによって、皆さんが平等に評価や発信をすることができる時代を目指している。

■掛本はんの想いやで

大学に入って学んでいる時から疑問があった。建築はあらゆる人が関わって建物ができるにも関わらず、建築家の育成教育がメインになっているのではないかと考えた、皆さんが建築家にならなければいけないのか?
雑誌をみてもスター建築家だけが取上げられているように感じていて、メディアから選ばれる状況がスター建築家を作るのではないか。そんな疑問から公平に伝える方法を考えはじめた。
建築家以外にも注目したメディア、またはスター建築家ではない建築家の人が注目されるメディアを作りたい。
いろいろなステレオタイプを持ってる人が、誰でも発信できて、ちゃんと想いを伝えればるメディアを作ることによっていきたい。
テクノロジーで建築の進化を加速させたい、建築の情報を公平に様々な人たちに届けたい。BAUESはその両方を実現しているソーシャルポータルサイトだと思っている。

■山道さんからのコメントやで

山道氏:他の建築系のポータルサイトは縦スクロールのデータベースのサイトとなっていて時系列にインフォメーションがストックされる。BAUESが違う所は、個々が評価したりコメントをすることによってサイト上の上位表示が変化しこれが議論の場づくりに繋がっているのではないか。
みんなでコメントすることによって、BAUESは活性化され、みんなでサイトが作られていくのではないか。
山道氏:掛本さんはアーキテクチャーフォトについてはどう思っているのか?
掛本氏:BAUESを始めるきっかけの一つは、後藤さん(architecturephoto)が一人でやっていたのを知ったから。足元には及ばないがライバルになれるように頑張っていきたい。


アプリも出ているで、みなさんダウンロードしたってなぁ、SYSN

みんなBAUESよろしくやで、SYSN。

■建築知識についてやで

建築知識は個人で建築設計事務所、地方で工務店でを行なっている方をメインの読者層としている。
建築基準法、構造は苦手意識を持つ人が多いのが現状の問題点としてある。
専門家の人にとっても難しいものを、いかにわかりやすくしていくかが出版社としての職務として必要ではないかと考えて編集をしている。

■吉田はんが擬人化特集に関して説明してくれたで

擬人化に至った経緯
①動物、刀剣の擬人化はあるのに建物の擬人化はない。
②建築をわかりやすく伝えて身近に感じてもらいたい。
③新しい読者層を開拓していかなければならない。
今後の展開は
①2.5次元的な企画を検討中。
②建築の情報は建築以外の人にも需要があることがわかったので、そちらのニーズにも応えていきたい。(アニメーターの資料等)

こないな提案を通るエクスナレッジ社おもろいな、特に建築知識は他の号とのギャップがおもろいで、SYSN。

■山道さんからのコメントやで

山道氏:建築知識は2種類あるように思える。今、旬なものと後から役に立つものがある。iPadを現場に持ちこむような 建築は紙媒体が20〜30年くらいは強いのではないか。
吉田氏:建築の場合は寸法があるので、紙のままの状態で欲しいというニーズがある。
山道氏吉田さんは新建築についてはどう思っているのか?
吉田氏:新建築さんとは読者者層が違う、棲み分けができている。建築知識は毎回違う人が買っている。擬人化特集号は10代の人が買っているデータがあったりする。

■会場からの質問やで

新建築編集部平井氏:BAUESは建物のニュースに関してフラットにWEBを機械的にクロールしリーチする特性からジャーナリズムを感じるメディアだと思った。その一方でユーザーコミュニケーションをうながすような、体験型メディアの側面もある両方向性が面白かった。
建築知識は一気に全体にリーチするのではなく、特定の人に対して建築への興味をつなげてあげるようなアプローチが非常に面白かった。
実際、雑誌媒体は売上が年々下がってきて苦しい時代だ。ただ、ドラマのロケハンをする人が雑誌を購入したり、まだまだ自分たちが想像もしていない需要がある。これからの雑誌の方向性の一つとして、それらの需要をすくい上げる必要があるのではないかと考えている。
吉田氏:建築知識の今の方針の一つとして、一発芸をこなして建築関係者ではない人たちの需要をすくい上げるこころみをしている。
山道氏:現在は意匠、構造、設備などの技術者が議論する建築の場はあるがメディアの人が議論をする場がないように感じている。今こそメディアの枠を超えて編集者同士が議論することが必要なのではないか。

雑誌の編集者たちの生の意見、ごっつ勉強になったで、SYSN

⑤パーシモンヒルズアーキテクツ×カタチトナカミ
<21:30〜22:00>

パーシモンヒルズアーキテクツはごっつ明るい建築家やで。

■パーシモンヒルズアーキテクツについて

パーシモンヒルズは愉快な建築設計事務所を目指している。
自分たちは事務所の住所を持っていない、それぞれの自宅で作業をしている。自分の家を自分で施工して住んでいる、自分の家を施工するときにテンションをあげるために施工ボーイズを作った。一緒に施工してくれた仲間に施工ボーイズTシャツを渡していった。そのときに施工ラップをやりたいと思った。そんなときに佐竹さんと出会った。

■山道さんからのコメントやで

山道氏:パーシモンヒルズを知っている人、手を上げて。
(会場からは声援とともに多数の手が上がる)
事務所がないというのは普段はどのように仕事をしているのか?
パーシモンヒルズ:普段はお互いの家でSNSを駆使して打合せや図面を送りあっている。実はお互いの家の他にも事務所があり、そこでアルバイトの人たちは模型を作っている。今の時代は事務所はもういらないのではないかと思っている。
山道氏:パーシモンヒルズからはあたらしいワークスタイルを感じて非常に面白い。ライブ前で緊張しているみたいだけど、プレゼン前みたいな心境ですか?
パーシモンヒルズ:プレゼンは原稿があり言葉をかんでも問題ないが、ラップはかんだらダメだから非常に緊張している。

■ライブ直前、カタチトナカミこと佐竹はんがパーシモンヒルズに建築ラップをお願いした経緯を語るで

佐竹氏:建築家がラップをすることはない、若手建築家でラップをしてくれる人を探していた。たまたま近くにラップをやってくれそうな二人がいたため声をかけた。普通の建築家だったら周りからの見え方を気にして引き受けてくれない、パーシモンヒルズの二人はノリで引き受けてくれた。二人に感謝している。

見事なライブをカタチトナカミはんと披露してくれたで、最近はYOUTUBEでPVも公開されたさかい、チェックしたってなぁ、SYSN

⑥クラブDJタイム<22:00〜22:30>  

最後はDJタイムやで、登壇しながらも皆はん、好きに音楽を楽しむもよし、おしゃべりも楽しむもよし、何でもありの空間やったで、わかってるのは、盛り上がったことやで。

⑦まとめやで

今回きていただいた、登壇者のみなさんの共通認識はどのようにして、建築に興味を持っていない人たちに建築の魅力を伝えるかやで。試行錯誤を繰り返しながら、さまざまな方法で一般の人たちにアプローチをしている様は、冷めた感覚からしたら、ダサいのかもしれへんで。せやけど、ワイは断言するで、ダサいことは絶対あらへん。自分の道を自ら切り開こうとしている人は、ごっつ美しいで。そしてそこには建築の未来があるはずやで、SYSN。

ワイらこないなイベントは、いろんな人の協力はあるんやけど、協賛なしで、野良でやらしていただいていることにも、意味があるんやないかと思っているで、SYSN。とにかく来てくれはった人、登壇者のみなさま、山道さん、スタッフのみなさん、ごっつ、サンクスやで。

第二回はよりパワーアップしてるはずやで、みんな来たってなぁ、SYSN。


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