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遠距離恋愛ができる年になりました。

「遠距離恋愛なんて無理!」

昔はそう言っていた。だって、会いたい時に顔も見られない、お互いになにをしているのか分からないなんて意味がないじゃない。
そう思っていた。

昨年10月、夫に宮崎転勤の辞令が出た。
当時、私の体調が芳しくないことと、宮崎ではスノボができないことでお断りをしたのだけれど、今年再度の辞令。

単身赴任ではないが、3ヶ月間宮崎に長期出張。
来年は2週間ずつ東京⇄宮崎を往復することになった。

そして今私はひとり暮らし。

同棲を経て結婚した私たち。一緒に暮らして4年以上。その間、彼の社員旅行で5日間離れたことはあったけれど、それ以上の長期間ははじめての体験。

ありがたいことに昨年よりも体調もよく、仕事も忙しいのでひとりでも生活は変わらない。なによりもひとり暮らしは快適で楽チンだ。洗濯物も半分、自分が汚した分しか部屋も乱れない。

自分の好きなメニュー、オットの嫌いなごはんでも、毎日同じごはんでも問題ない。お風呂もトイレもいつでもいいし、おならだってできちゃう。←

誰にも気を使わなくていい生活。

声が聞きたいな、今なにしてるかな、と思うことはもちろんある。

でも不安になることが全然ない。自分で想像していたよりもずっと落ち着いている。

なんでなんだろう? 昔の自分だったらきっと無理だったのに。

大前提として、昔のように「声が聞けなくて死んじゃうー!」なんて少女っぽい気持ちがない。(そんな時代あったっけとも思うけど)

でも、それだけじゃない。
きっと互いが互いのことを理解しているから。

仕事が忙しいのに浮気をするほど器用じゃないし、浮つく気持ちが欲しいわけじゃない。周りの人には「お互い遊び放題じゃん!」と言われるけど、2人ともそんなことはしない。

なんで信じられるのか言葉にするのは難しいけれど。

きっとこれが彼氏だったら私は不安になっていたんだろうな。
私のこと考えてよ!私に会いたいって思ってよ!って。(ただのメンヘラだ)
だから、今はお互い仕事を充実させて、今後の糧にする時期。

そう思えば私も頑張れる。

でも、でも。

やっぱり朝起きて「おはよう」、夜帰宅して「ただいま」「おかえり」を言う相手がいない生活はさみしい。

共働きだから平日は顔を合わせる時間も少ないけれど、職場でしか言葉を発さない生活は結構辛い。
正直オットと話せない、というよりも話せる人がいないのがキツい。

だからやっぱり週に3回くらいは連絡してみようかな。

人生はじめての遠距離恋愛は、自分を見つめ直すのにちょうどいい時間になりそうだ。


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