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公認会計士試験不合格体験記

大変ご無沙汰しております。

アナキンです。

noteの執筆も約2年ぶりになります。

twitterでは2020年の年明けあたりで、公認会計士試験に挑戦していることは公表しておりましたが、勉強優先の生活に徹していたので、あまり詳細は明かしておりませんでした。

今回2020年8月23日に実施された公認会計士短答式試験に受験して500点満点で316点を取得し、合格点320点で不合格という結果になりましたので、ここで反省の意味も込めてことの顛末をまとめてみます。

たまたま、合格体験記よりも不合格体験記を読め!という記事を拝見し、ちょうどタイミングがいいなと感じ、不合格体験記を記してみようと思いました。世の中に合格体験記は溢れていますが、こういう資格試験の不合格体験記ってなかなか目にしませんよね。まあ、不合格なんて、恥、以外の何物でもないし、そんな秘匿したいことをわざわざ公の場で開陳する変態露出狂なんて、滅多にいないでしょうね。ここらへんはナンパ業界でも同じですね。成功談は多く発信されますが、失敗談はなかなか世の中には出てきません。ナンパをやっていたときも、常に失敗談も含めて情報発信し続けていたので、この公認会計士試験でも同じことしてやります。それがアナキンという人間でございます。

それと、私が公認会計士を目指している理由やそもそもの話を全て記すと膨大な量になるため、ここでは2020年度会計士試験についてのみ記していきます。それと私の個人情報に抵触しそうな内容は省いていくのでご了承ください。まだまだ私の勉強地獄生活は継続するため、この不合格体験記も万人に向けた有益な情報、というよりも、ただただ一個人の反省備忘録的な文章であることをお許しください。

この記事をお読みの方々の多くは、私のことを昔から知っておりtwitterでフォローしているけど、公認会計士試験のことはあまり知らない人も多いとは思います。詳しくはご自身でお調べいただきたいですが、本当に簡単に説明しますと、例年ですと選択マーク式の試験である短答式試験(4科目500点満点)というものが年に2回(5月12月)あります。大学受験でいえばセンター試験みたいなものです。そして、そこを合格すると記述の論文式試験というものがあります(8月)。論文式試験(6科目700点満点)に合格すれば、公認会計士試験合格となりますが、ここから実務で経験を積み、修了考査を終えれば公認会計士として登録、ということになります。まあ、工程が長いですね笑。

時を遡ること、2019年5月、この時実施された短答式試験にも受験していたのですが、500点満点の159点という結果に終わりました。仕事をしながら2019年合格目標の入門コースを通信で受講していました。この時は予備校のカリキュラムを全て消化することなどできず、解説講義をなんとか全て消化して、財務会計と管理会計の答練(受験用語、問題演習のこと)を5〜6本消化するのが限界という感じでした。ここで皆様にお伝えしたいことがありますが、フルタイムの仕事をしながら予備校のカリキュラム全てを消化することはよほどの人間じゃないと不可能です。これは2019年の反省ですが笑。世の中探せばフルタイムの仕事をしながら予備校のカリキュラムも順調にこなして、合格されている人もいるとは思いますが、それって全体の合格者のうち何%なのか?という視点で見ないと事故につながると思います。誰しも自分なら大丈夫、という自信を持って挑戦するとは思いますが、合格率10%の試験ですので、その中でさらに厳しい制約条件を課された場合の合格率がより厳しいものになる、という点は見過ごしてはいけませんし、厳しい制約条件でも合格したぞ!という合格者の発言すべてを鵜呑みにすることは慎重になった方がいいと思います。2019年度の反省はここまでとします。


2019年度の反省をいかし、仕事もかなり拘束時間が少ないところに転職をして、講義は家で受講するけど答練は夜に予備校で受講する形式に変更しました。この方針転換がかなり上手くいき、空いた時間に予備校の自習室で自習するという生活になりました。最終的には予備校の自習室にタブレットを持ち込み、講義も予備校の自習室で視聴する、という生活に変化しました。2019年の夏頃になると、時間が空けば自習室に行く、という習慣が完成してました。

すべて通信教育にして家やカフェなどで勉強できなかった人間が勉強場所一つ変更するとここまで効率が上がるのか、ということを改めて思い知りましたが、このことはtwitterでも言いましたが、後々の大惨事につながります笑。予備校という場所の力を借りて勉強習慣を作り上げることに成功し、2020年度合格目標のカリキュラムは予定を遅れることなく消化することができました。

会計士試験に挑戦した人間なら理解できると思いますが、そもそも予備校カリキュラムを全て消化すること自体がかなりハードル高いです。先日私も受けましたが、カリキュラムの最終地点である論文式試験の公開模試まで辿り着ける人は何人いるのでしょうかね。。。論文公開模試は私みたく短答不合格者でも受講することができますが、試験勉強を開始した人の何%がここまで残ることができるのか。私の体感ですが、勉強を開始した人のうち20%ぐらいしかここまで残らないような気がします。この20%のうち10%が合格しているような気がします(あくまで予想ですが)。会計士試験の勉強を開始した人のうち、カリキュラムについていけず脱落して試験願書を提出せずに終わる人もいるでしょうし、試験願書を提出したけど試験会場に辿り着かず脱落する人もいます。願書提出して会場に来れなかった欠席者に関しては金融庁が公表していますので、ご興味があれば見てください。https://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/tantougoukaku_r02-1/01.pdf

願書出して会場来てない人の数を公表するのは偉いです。

どうしても、合格者の発言となると、ここら辺の脱落者に関する情報というのは目にしませんね。予備校も、ここらへんの話は積極的にしないと思いますし、不合格者のアナキンが情報発信しときます。もし今後勉強開始しようと考えている人がいれば、ご参考ください。


話がそれてしまい申し訳ありません。ということでカリキュラムを予定通りこなして、2019年12月の短答式試験に突入します。直前に実施された短答形式の答練や公開模試の成績はかなり良かったです。短答の答練を合計5回受けたのですが、2回目を除き、合格圏内という成績でした。そして、12月短答式試験本番の結果は256点で、合格点が285点。同年5月と比較すると100点アップしていますが、29点足らず不合格。財務会計68点、管理会計48点、企業法70点、監査論70点、という内訳でした。ああ、2019年12月の反省もしましょうか、、、

この時は財務会計が大きく足を引っ張る形となってしまいました。財務会計は他の科目と違い200点満点なのに、68点という惨憺たる結果。

この2019年12月の敗因については長くなりそうなので、次の記事にしますか。

次の記事はこちらです。

つづく

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