Valse Brillante Op.34-1(平均律)

Valse Brillante Op.34-1(平均律)

F.Chopin
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ショパンのワルツ第2番として知られる、華麗なる円舞曲作品34の1曲目。1835年作曲と推定。ドイツ、テッヘンのトゥン=ホーヘンシュタイン嬢に献呈された。


例の如く打ち込みデータを平均律と不等分音律3種類で鳴らしたものをマガジン形式でまとめます。全てC=261.6263Hzで統一している他、平均律以外はストレッチを切ってあります。
また、一部プラルトリラーを補助音から始めています。コーダはこれでも自重した方です。

最初はお馴染みの12等分平均律。現在ショパンの楽曲は平均律で演奏されますが、作曲された1835年は、まだピアノに平均律が施されていない時代なので、平均律を意図して作曲されていなかったことが十分考えられます。無論平均律なので全体の響きは濁りますが、ストレッチを利かせているお陰か、そこまで汚いわけではないです。

ちなみに余談ですが、Garritan CFXのストレッチ機能は128段階とかなり細かく設定できます。
ですが実はストレッチを切っていても、サンプルの段階で微妙にストレッチがかかっているのをPianoteqとの比較で確認済みなので、この音源のストレッチは、あくまで平均律で鳴らしたときにより響きの悪さを緩和するための補助的なものと考えた方がよさそうです。古典音律だとかえって響きが悪化するので。
……無論、Pianoteqではストレッチを入れた方が響きがよくなります。これがGarritan CFXだとストレッチを切った状態に相当するので、ややこしいですね。

概要
SMFデータ作成:Domino
音源:Garritan CFX Concert Grand https://www.garritan.com/products/cfx-concert-grand-virtual-piano/
調律:平均律、ストレッチあり(デフォルト)

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