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はじめて花を買った日

初めて花を買いました。近所の花屋さんの一角に、「お買い得 !」の札と共に並んでいるのを見て、250円で購入しました。
いくらで仕入れているのかわからないけど売れ残ったらロスもあるだろうし、一体どれほどの利益がある商売なんだろう、と思ってしまうような安値の花々が、色とりどり静かに息をしていました。

自分の写真を見返していて、何気なく撮っている写真の何割かは、植物にフォーカスしていることに気がつきました。花を愛でる感覚はそこまでないけれど、何かそれを写真に収めたいと思う自分の気持ちに興味が湧いて、だったら花を買ってみようと、勇気を出して花屋に向かったのでした。



花って本当に生きてるんでしょうか。いや、確かに生命は感じて、特に部屋の中にいる花は、あまりにも有機的で違和感があります。
でも当たり前だけど動かないし、何か音を出したりとかそういうこともなく、ただそこにいる。その感じが「生きている」という状態に抱くイメージとちょっと違うというか、曖昧さを感じさせるように思います。

花に対して、可愛いとか感じたことはありません。むしろちょっと怖いな、と子供の頃から思っていました。今わかるのは、そこにぼんやりと感じる生と死の間のグラデーション、意思疎通のない干渉、動物とは明らかに異なる存在感が、自分とは相容れない何か謎の物体として、違和感を感じさせているということでしょうか。

今回買った花はクルクマ、名前がかわいい。花言葉は忍耐だそうです。肝に銘じます。


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もう一つの記事に、ここ1年くらいで関わった音源やMVをまとめてみました。
何かを作るという行為自体が、自分の救いになっていると最近よく思います。そのおかげで友人も増えました。
でも作っている時は本当にしんどいです。おれ何やってるんだろう?って状態によくなるし、みんなどうやって生きているんだろう?と気になったりもします。
そんなのがあと60年くらい続くのかと思うと、どういう顔していいのか分からなくなりますね。
みんなよく元気に日々を生きていると思う。えらい。 

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