やっと入れた立ち飲みのお店は、とても素敵な空間でした
月島で飲みに行くべきお店は、酒場で情報を仕入れています。
店主もお客さんも、「札幌からなんだ~、じゃあここに行くといいよ」
「ここは、行ってみた?」と、親切に教えてくれるのです。
そんな風に教えてもらったお店のひとつ、さか月さん。
日本酒を飲むなら外せないよと、勧めてもらっていました。
ただ、人気店のさか月さん。
ふらりと除くといつも満席。
空いてそうだから入れるかなあとチャレンジしても、
お断りされることが続いていました。
相方(夫)も私も、その日の気分でお店を決めたいタイプ、
前もって予約していくお店は限られていて、
予約するとしても、行く直前に電話で入れるかどうかを確認しています。
そして断られることが数回続くと、
そのお店とは縁がなかったと行かなくなることが多いのですが、
さか月さんだけは、あきらめきれずにいました。
教えてくれる方々の話から、絶対に魅力的なお店だとわかっていたから。
先日、開店時間の5分後に行き、やっと入ることができました。
カウンターのみのお店は、ほぼ満席です。
まずは赤星を頼み、喉をうるおしながらお料理を待ちます。
さか月さんは、お料理は大将のおまかせになります。
3品と5品があり、初見の私たちは3品で。
ワンオペのため、お料理は全員同じタイミングで提供されます。
お隣の一人で来ていた男性の方が、
ここは、席が空いてたとしてもタイミングによっては入れないんだよ~、と
教えてくれました。
なるほど、だから今までダメだったのかと納得。
日本酒は、好みを告げると大将が選んでくれます。
私は、島根や鳥取のお酒が好きで、今日は3杯は飲むと思いますと告げて
選んでいただきました。
びっくりすることに、大将はお客さんに出す日本酒の試飲をするのです。
ソムリエがワインをテイスティングするのは見ますが、
日本酒をテイスティングしているのは初めてです。
大将は、だんだん酔っぱらってきちゃうんだよって笑っていました。
出されるお料理は、どれも丁寧な下処理されていることが伝わってくる、
上品で優しくて、それでいてパンチも感じられる味でした。
味覚、嗅覚の鋭い相方(夫)が、
「あん肝に生姜が入ってますよね」と告げると、
大将が、「よく気づきましたねー、言われたの初めてです」と
嬉しそうでした。
いろいろこだわっていそうです。
今度は5品頼んで、しっかり味わいたいと誓いました。
またひとつ、美味しいお店に出会いました。
ローテーションするお店が、どんどん増えて行くのは嬉しいです。
月島にいる間に、もっともっと探求しなければ。