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奥新冠ダムへの道程 前編

一度は訪れてみたいという方が多数いらっしゃると思われる奥新冠ダム。

ご存知の通り、ここまでの道程は本当に遠く、新冠町泉の町道ゲートからイドンナップ山荘前ゲートまでの林道を

約40キロ

※もちろん砂利道です(汗)。

イドンナップ山荘前ゲートから奥新冠ダムまでの林道(北電作業道)を

約16キロ

※こちらは徒歩です。自転車の通行は禁止されています。

この林道は幌尻岳の登山口まで続いており、近年は百名山ブームによりこのルートを利用する登山者が急増(10年くらい前は年に数組しかいなかったのですが)。

それに伴いポロシリ山荘に登山者が溢れ、山荘の周りは糞尿の地雷だらけに。おまけに協力金を入れる箱が盗まれる事件も発生してしまいました。

そこで新冠ポロシリ山岳会が公衆トイレを設置。山荘を利用する際も事前予約制にし、定期的に巡回することになりました。

さらに

ポロシリコード

という独自のルールを設け、利用者に守るよう促している。

※このポロシリコードの内容については賛否両論あり、道内のガイド協会の方ともバトルしたそうです(笑)。

そんな奥新冠ダムまでの道程を二回に分けてご紹介させていただきます。

まず参考までに私が2年前に日帰りした際の往路コースタイムを

イドンナップ山荘5:00→奥新冠発電所ゲート5:10→いこい橋ゲート5:40→大理石沢6:50→雷沢7:10→原石沢7:40→奥新冠ダム8:10


超軽装の休憩なしで3時間少々です(疲れ過ぎました)。

荷物が多かったり、休憩を挟むと

片道約4時間

くらいの行程かと思われます。

スタートはお化け屋敷みたいなイドンナップ山荘

ここに駐車スペースがあります。

山荘の目の前にゲートがあります。

続いて奥新冠発電所ゲートがあります。右側が奥新冠ダムへと続く作業道です。

歩き始めは緩やかなアップダウンを繰り返します。この辺りは林道上に木が覆い被さり、直射日光を防いでくれます。

このような看板が細かく設置されていますが、、、歩く距離がなかなか縮まらず、次第に鬱陶しく感じたりします(笑)。

そして次に現れるのが悪名高き

『いこい橋』

ゲート下は狭く、両サイドの下は渓谷。何が何でも人以外通さない!との管理者の強い心意気が垣間見れます。

人は小さい回転柵を通ります。

いこい橋から新冠川を望む。

昔、河原にバイクが転がっていました。

ゲート横からバイクを通そうとしたのでしょう。。

いこい橋から数キロは

急登が続きます。

個人的にはこの林道で最も根性が試される区間だと思っております。

林道が大きく左に曲がり、視界が開けると急登が終わります。

場所により一部舗装されています。右側は絶壁。この付近から直射日光が当たりやすくなるので、特に夏場の日中は注意が必要です。

林道は

新冠川へ注ぐ枝沢が近くなると下り、それを超えると登りになります。

奥新冠ダムまでその繰り返しです。

この区間は景色が大きく変わらず、精神的に辛いかもしれません。

林道と新冠川が最も近くなる場所を過ぎると奥新冠ダムはすぐそこ。

後編へと続く。

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