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奥新冠ダムへの道程 後編

林道は所々軽く崩れていますが

東の沢左岸林道やソエマツ林道と比較すると路盤自体はしっかりしています。

時折眼下に新冠川の美しい流れが見えます。双眼鏡でじっくり眺めると、ゆらゆらと鱒が泳いでいる姿が。

原石沢。これが奥新冠ダムまでの区間で最後の大きな支流です。

ここまで来ると残り約2キロほどになります。

それにしても、よくこの場所に林道を造ったものだ、、、と感動すら覚えます。

崖の上から水が滴り落ちる箇所を過ぎると

やっと奥新冠ダムが見えてきます。

そしてオーバーハング。この下を通過します。

やっと、やっと奥新冠ダムに到着です!

スタート地点のイドンナップ山荘からここまで本当に長い道程でした。。

ここから林道を少し先へ進むと

ダム堤体横へと下りる道があります。

深い渓谷に造られたこのダム。驚きと感動に震えるしかありません。

少し足を延ばして

ポロシリ山荘へ向かってみます。

実は奥新冠ダムから先の林道が一番崩れやすいです。

この林道は幌尻岳線という名称です。

意外にもジグザグ曲がりくねり足場の悪い林道で、一部急登もあります。

その後はダラダラとした登りで、林道上に流れる小沢を通過すると

奥新冠ダムから歩くこと約30分

幌尻岳登山口の横にあるポロシリ山荘に到着。

背後の日高山脈の稜線が美しい。右に見えるプレハブは仮設トイレです。

中は数年前に改装され、とても綺麗になりました。管理、整備されている新冠ポロシリ山岳会の方々に感謝です。

しかし

現在は登山者以外の方は使用できないそうです、、、。

Facebookの新冠ポロシリGPのページにはこのような投稿があります。

釣りやダム見学、自然観察はサバイバル活動でしょうかね(笑)?

正直、疑問やツッコミどころはございますが、、、。

尚、登山でポロシリ山荘に宿泊を希望の方は

新冠ポロシリ山岳会にて事前予約が必要になります。

もしサバイバル活動?で奥新冠ダム方面で宿泊されるのでしたら、山荘前やダムサイトの広場、ダム湖のインレットあたりでのキャンプになると思います。

ここ数年、登山者の急増によりハイシーズンは必ずと言ってもいいほど誰かしらに出会いますが

この近辺を含む日高はヒグマの生息地であることをお忘れなく(特にいこい橋前後はヒグマの目撃件数が多い)、、、。

個人的には単独での行動は避け

この地を専門にガイドされている山のプロに依頼

するか

複数人で行く

ことをオススメします。


※来年そのガイドの方が奥新冠ダム、高見ダム、東の沢ダム、日高横断道路見学ツアーを企画中です

詳細が決まり次第ご報告しますが、興味がございましたらご一報下さい。

また後日、奥新冠ダムに関するお話を掲載したいと思っております。

次回の掲載は高見ダム、東の沢ダム、日高横断道路についての予定です。

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