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漫画賞の応募のレベル〜どれぐらいの実力があればいいの?〜

漫画を描くって楽しい !  ペガサスハイドです!

今回は「漫画賞に出すレベル」についてお話しをさせて頂きます。

最近このチャンネルの漫画添削動画97本目で、「あるwebサイトの創作系の賞に落選してしまった」という漫画作品を紹介して頂きました。こちらの動画です。

するとその動画のコメント欄で、「漫画賞に応募するレベルではない」というコメントが書かれました。そのコメントについてたくさんの視聴者さんが、さらにさまざなコメントを書いて下さり、意見が飛び交いました。たくさんのコメントありがとうございます。

「漫画賞に出せる漫画のレベルってどれぐらいなんだろう」と思いながら、漫画を描いたり絵の勉強をしている人も多いと思います。

それについて僕の考えや意見を伝えさせて頂きます。

結論から言いますね。

「漫画添削97本目で出した漫画は、漫画賞に応募するレベルか否か」というご質問に対しては、「投稿して良い」という答えになります。

何故なら世の中にあるほとんどの漫画賞は、年齢、性別、キャリア(実力)に制限を設けていないからです。

生まれて初めて漫画を描いたという人も挑戦して頂けますし、漫画を描き続けて30年、という方も挑戦して頂けます。

しかし「やたらめったら出せばいい」というものでもありません。多くの人は失敗したくないと思いますし、要領良く、できるだけ早く成功のルートに入りたいと思います。


多くの人にとって漫画賞は、「描いたものをとりあえず出す」になっていると思います。

それでもいつかは漫画賞に届くかもしれません。僕も12歳から漫画賞を目指して投稿を始めましたが、その頃は「戦略」ということを考えてはいませんでした。
僕は21歳でデビューすることができましたが、自分に「戦略」というものがあれば僕はもっと早くデビューできていたかもしれません。

漫画家になりたいと言っている多くの人が、「描いたものをとりあえず出す」になっているから、30代、40代になっても認められないということになっているのだと思います。

そして多くの人がこうつぶやくのです。

「あ〜あ… 自分は本当は好きな漫画を描いて生きたかったのにな…」と。

しかし安心して下さい。この「漫画賞に出すレベル」を知っていれば、あなたの漫画賞に出す取り組み方が変わり、自分が認められるために、どういった意識や行動、そして戦略が必要なのかが見えてくるようになります。

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あなたのマインドがプロの漫画と同じレベルになる覚悟はできましたか?
それではいきましょう!



【 問題の漫画添削作品について 】

まず「漫画添削97本目で出した漫画は、漫画賞に応募していいか」ということに戻って、話をさせて頂きたいのですが、この方は「創作系のwebサイトに応募して落選しました」と書いてあってたので、その「創作系のwebサイト」というものがどういうものかは、僕はわかりません。

漫画雑誌の漫画賞ではないように感じますが、どちらにしても、雑誌だろうがwebだろうが、投稿する人は、どんな作品を出しても問題ありません。

この方は何も悪くありません。むしろ挑戦したことは素晴らしいことだと思います。

【 制限があるもの 】

とは言っても、賞によっては制限があるものもありますので注意をして下さい。例えば

・「◯ページで描くこと」などのページ制限、
・「◯◯というテーマで描くこと」などのテーマ制限、
・「ネームで出すこと」「完成原稿で出すこと」「白黒原稿であること」などの作品の提出の形。

それらが制限やルールに当たります。

漫画賞の募集要項に、こういう注意書きがあるものは、それに従って作品を作るようにして下さい。

【 制限はなくても却下されるもの 】

雑誌や漫画サイトのテーマにそぐわない作品は、どんなに優秀なものでも除外されます。

例えば少女漫画雑誌に、バリバリのバトル系少年漫画を送ったとしたら、その作品がいくら優秀だったとしても、雑誌の趣旨と違うということで、掲載されることはないでしょう。

BL漫画がテーマなのに、男性向けのエロ漫画を送っても、載ることはありません。読者が求めているものと、あまりにも違うものは掲載されません。

他にもパチンコ、釣り、ペットなどのテーマがガッチリ決まっている雑誌に、違うジャンルの漫画を送っても、掲載されることはないと思います。

しかしそれでも「応募してはいけない」ということはありません。作品が素晴らしい場合は編集者の方から、「君の作品は、別の雑誌の方が向いているよ」と助言してくれる場合もあります。ラッキーな場合は編集者を直接、紹介してくれることもあります。

多いのは「自分の漫画が少年漫画か少女漫画かわからない」というお悩みです。そういう場合は両方に言って、編集者の意見を聞くといいでしょう。

【 結局、漫画賞に応募するレベルってあるの? 】

今回は「漫画賞に出すレベルはない」という話をしていますが、実は「漫画賞に応募するレベルではない」という言葉は、漫画を描く人たちから、メチャクチャ聞く言葉でもあります。

しかしそれは主に行動を起こしたくない「言い訳」として使われます。

せっかく漫画を描いたのに、「自分はまだ漫画賞に出すレベルではない」と言って、投稿や持ち込みに踏み出さない人は、

「こんな漫画、観てもらっても、編集さんに酷評されるに決まっている」とか「どうせボツ決定だ」という気持ちがあるからです。

自分に対して「漫画賞に応募するレベルではない」と言う人は、
・現実に向き合うことが怖い
・心から一生懸命漫画を描いていない
・コンフォートゾーンを抜け出す勇気がない(本気で漫画家になりたいわけではない)

この3つのどれかに当たります。

しかし人にそうハッキリ言えないので「自分はまだ漫画賞に応募するレベルではない」という言葉を使うのです。

自分に逃げ道を作るために「自分はまだ漫画賞に応募するレベルではない」という人は、永遠に漫画賞にチャレンジすることはありません。

もし他者から「あなたのまだ漫画賞に応募するレベルではない」と言われた場合、何を根拠にそう言っているのかを聞いて下さい。答えてくれない場合は考えて下さい。

もしあなたのチャレンジ精神をこけおろすような言葉であったり、あなたの「成長したい」「変わりたい」という気持ちを、尊重しないものであれば、無視して下さい。

僕は12歳から大手出版社の集英社講談社に投稿を始めました。12歳が描く漫画は、当然、稚拙でした。「まだ漫画賞に応募するレベルではない」と言われれば、そうだったのかもしれません。しかし僕は21歳で漫画家になりました。

漫画の投稿や持ち込みや応募は、承認欲求を満たすために行くのではありません。
挑戦し、改善策を考え、また行動する。そうして成長した者が、漫画賞受賞や漫画家デビューを果たす場所です。

漫画だけでなく、己の人間も一緒に成長できた人だけが、世の中に認められる、という結果を産みます。

【 まとめ 】

「漫画賞に出す資格はない」という意見に対しては、そもそも漫画賞に資格を設定している雑誌社はほとんどない。

しかし

大きなルール違反をしているものや、雑誌やサイトの趣旨と違うものは除外されることもある。

もし「資格」というものがあるとしたら、作品がうまいかどうかではない。
「真剣に漫画に取り組んでいるか」だと僕は思います。

この件に関しては、こちらの動画でも僕の気持ちをお話ししていますので、良ければご視聴下さい。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

僕は漫画が描きたいとか、漫画家になりたいという人を応援するために「ペガサス大学漫画学部」というものを作っています。漫画を描くことが大好きな方や、本気で漫画家を目指している方、現在連載中のプロの漫画家も僕の所で学びながら単行本を出している方もおられます。

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最後まで読んでくれて本当にありがとうございました。

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